南三陸金華山国定公園
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南三陸金華山国定公園(みなみさんりくきんかざんこくていこうえん)は、三陸海岸南部、宮城県に位置する国定公園。名の通り、三陸海岸の南部と金華山を中心とする海岸公園である(陸中海岸国立公園との境界線は気仙沼市で、本吉郡本吉町以南の海岸が同国定公園となる)。1979年3月30日指定。
金華山はこの公園最大のハイライトであり、花崗岩質からなる断崖が差し迫る。黄金山神社が鎮座した聖域でもあるため、社叢(神社の境内にある保護林)には天然のブナ林、モミ林が残されている。またニホンジカを神鹿として扱った歴史があり、自然動物の宝庫にもなっている。その一方で、増えすぎたシカによる食害も深刻となっている。
南三陸海岸一帯は複雑な入り江が連続し、海水浴場も多い。また、椿島、八景島など暖地性の植物群落(天然記念物)が見られる。
なお、日本三景で知られる松島はこの公園の西側に位置するが、県立自然公園止まりであり、同公園には含まれない(日本三景の他の景勝地は全て上級公園に含まれる)。
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