内科学
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内科学(ないかがく、英Internal Medicine)とは、主に身体の臓器(内臓)を対象とし、診療研究する医学の一分野。
医学において古代よりその基礎中心とも言える領域。
対照的に外科学がある。
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[編集] 歴史
内科学は、医学の原点としてメソポタミア文明や古代中国、インドでそれぞれ発祥したと言われている。古代中国では紀元前の五帝時代には「黄帝内経」という医学書が編纂されている。
[編集] 分野
内科学は主に臓器別に分類されていった。対照的に外科学は身体の部位別(解剖学的)に分類されていった。
近年医学が多様化し「~学」と色々な種類の名称が聞かれるようになったが、ここでは歴史的に古くから存在する代表的な内科学の分野を取り上げる。
- 元々の語源となっているように「胃腸学(Gastroenterology)」として発展していった。現在では胃、腸から肝臓、胆嚢、膵臓など消化器(Digestive)全般を取り扱う分野として発展している。
- 感染症を取り扱う分野。
- 膠原病を中心に取り扱う分野。
- 心的要因から生じる内科的疾患を取り扱う分野として発展していった。日本が草分けとも言える。