六道珍皇寺
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六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ、ろくどうちんこうじ)は、京都市東山区にある臨済宗建仁寺派の寺院。山号は大椿山。本尊は薬師如来。8月7-10日の六道詣り、小野篁が冥界に通ったと伝わる井戸で知られる。通称六道さん。この付近が「六道の辻」であるとされる。
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[編集] 歴史
この寺の創建については諸説あって不詳であるが、東寺の文書によれば承和年間(834年~848年)山代淡海が創建したという。鎌倉時代までは東寺に属していたが、室町時代に建仁寺の聞渓良聡が入寺して再興、臨済宗に改められた。明治に入り一時建仁寺に併合された時期もあったが、1910年(明治43年)独立した。
[編集] 伽藍
- 本堂
- 閻魔堂(篁堂)
- 鐘楼
- 迎え鐘で知られる。
[編集] 文化財
- 重要文化財
- 木造薬師如来坐像
[編集] 六道詣り
お盆に祖先の霊を迎えに詣る。参道でコウヤマキを購入、水塔婆に戒名を書いて頂き、清め、迎え鐘を衝く。