光華商場
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光華商場(漢語、通用ピン音:Guāng Húa Shāng Chǎng)は台湾台北市にある縦貫線跨線橋下に建てられていた地上1F、地下1Fの商業ビル。橋の名は光華橋と呼ばれ、ここから南に延びる新生南路と北に延びる松江路に分かれていた。再開発のため2006年1月15日に取り壊された。2006年6月現在、市民大道と金山北道の角に立てられたプレハブに仮移転している。将来的には、付近に近代的なビルを建設し、移転する予定である。
周辺地域(八徳路一帯)はパソコン店などが集中して出店する電気街となっている。なお日本の電気街と同じように、近年では同人誌やアニメなどオタク向けの商品を取り扱う店が増加している。
[編集] 沿革
かつては古書や骨董を扱う市場であった。国立台北科技大学が付近にあったため、電気器具や部品、パソコン、周辺機器などを取り扱う店が増加して今に至っている。現在でも周辺には古書店や骨董品店が点在し、日本の統治時代の古書や骨董なども売られている。
もともと古書店街だった関係上、書籍(主に日本製の漫画)を取り扱う店も多く、90年代中頃ぐらいからはCDやVCD(後にDVD)を取り扱う店も増加していった。しかし、経済的・政治的な問題からその多くが海賊版だった。
なお近年は台湾警察当局の取締まりが厳しくなっていった事や、台湾人の生活レベルが向上したこと、海賊版の多くを占めていた日本の映像・音楽作品が正式に日本企業の許諾を得て正規版として出回るようになったことにより、海賊版は激減した。ただし、日本のアダルトゲーム・アダルトビデオ・同人誌などについては依然として海賊版も多い。