交通銀行 (台湾)
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台湾側の交通銀行(こうつうぎんこう、Chiao Tung Bank)はかつて台湾の台北市に存在した銀行である。旧本店は中正区忠孝東路2段123号にあった(現在は合併後の兆豊国際商業銀行の本店営業部となっている)。
前身は1906年に中華民国に設立された銀行であり、本店は上海市外灘14号にあった。設立当初は国庫の収支の管理及び、小切手の発行等の業務を行う国営銀行であった。1949年に国民政府が台湾に移転したのに伴い、交通銀行も移転したとされている。ただし、交通銀行は中国側にもそのまま存在しており、中国の交通銀行は後身であり、台湾の交通銀行は新設の銀行という見方のほうが正しい(国民政府は中国大陸で休止していた営業を、台湾で再開したものであるという主張をしている)。