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Wikipedia:井戸端/subj/Wikipediaからの引用に関する注意書き - Wikipedia

Wikipedia:井戸端/subj/Wikipediaからの引用に関する注意書き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Wikipediaからの引用に関する注意書き

2006年10月2日にマシ・オカという記事を立ち上げました。英語版の翻訳もありますが、インタビューを見たり、タイム誌のアーカイブを調べたりして加筆したものです。彼の国籍や市民権などWikipedia日本語版にしか書かれていない内容もあります。当初はGoogleの「マシ オカ」検索結果数も20程度でしたが、つい最近日本で有名になったため彼に関する記事が爆発的に増えました(今日現在361,000件)。それと同時にハリウッドセレブニュースPingKingなどWikipediaの転載、流用と見られる記事が多く見られます。こちらの方が圧倒的に早い時期に書いた内容なので、Wikipedia側が転載疑惑を受けることはなく、Wikipedia:ウィキペディアを情報源とするサイトにリストアップする必要もないし、量も多いのでいちいち調べていられません。上記サイトの一つはYahoo!Newsの記事(Wikipedia記事へのリンクも在り)にも載っているので「二次的無断引用」も多いと思います。

Wikipedia:井戸端/subj/ウィキペディアからの無断引用利用者:Monanekoさんが指摘されていたように、Wikipediaがフリー百科事典だからといって、引用もフリーだと勘違いする人が多いのではないでしょうか。もう少し大々的に「引用するときのルール」がわかるようにしてはどうでしょうか?せっかくWikipedia:ウィキペディアを引用するという項目があるのだから、トップページからリンクを貼るなりして、あなたがWikipediaで得た情報のクレジットはあなたではなくWikipediaが受け取るべきですよ(情報源としてWikipediaを明記してくれ)、とわかりやすく目立つように書いてみてはどうでしょうか。 --Chiew 2007年8月31日 (金) 00:54 (UTC)

著作権法の認める範囲で引用することは、原則的にフリーです(より正確に言うと、適法な引用に対しては著作権が制限される、となる筈)。Wikipedia:ウィキペディアを引用するに書かれているのは、引用する際に考慮するべき一般的な原則(ガイドライン)であって、それに従わなければ引用と認められないもの(ルール)ではありません。また、何らかのローカルルールが存在し周知されていれば別ですが、あくまでも引用は「公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるもの(著作権法32条1項)」であれば足ります。本来引用する際に「公正な慣行に合致」させるのは引用する側であって引用される側ではありませんから、引用しようとしたときに探せば見つかる場所にガイドラインが置いてある(トップページのインフォメーション)のは、十分に親切だということも出来ます。以上から、現状以上に目立たせたりする必要はないと考えます。-- 2007年8月31日 (金) 02:05 (UTC)
ちなみに、出所を明記していないのであれば適正な引用とは言えません。そういうものは「無断転載」と呼ぶべきものです。 -- NiKe 2007年8月31日 (金) 07:23 (UTC)

ご回答ありがとうございました。郁さん、簡単に言ってしまえば、常識の範囲であれば引用側に情報源としてWikipediaを挙げることは強制できない、ということですね。私が気になっているのは、NiKeさんが指摘されている点です。Wikipedia:著作権にも「ウィキペディアがそのソースであることを知らせる限りにおいて、複製、改変、再配布することができます。」と書かれています。今回は芸能記事なのでどーでもよいと言えばどーでもよいのですが、論文や報告書、マスメディアなどなら特に、よそから得た情報をあたかも自分が見聞き、調べたように書くのはまずいと思うのです。 けれども、この件に関して反応がほとんどなかったということは、今の状態で問題はなく、引用する側の良識に頼ろうという考えを皆さん持っておられるということでしょうね。--Chiew 2007年9月4日 (火) 05:13 (UTC)

NiKeさんも挙げられている通り、出典の明示は引用の要件のひとつなので、出典の明示のない複製は32条の引用とは認められず、複製権の侵害となります。これは私の推測になりますが、Wikipediaが強制しないのは、法律上義務とされていることに加えて、契約していない者を拘束することは出来ないからではないかと思います。投稿者はGFDLに同意する(=契約する)必要がありますから、ライセンス内容に拘束されます。しかし引用する場合はいかなる契約も結んでいないため拘束することは出来ません。あと、コメントが少なかったのは、問題ないと思っているのではなく、Wikipedia内の問題ではないためのような気がします。-- 2007年9月4日 (火) 07:21 (UTC)
各サイトをざっくり見てみましたが、内容に重なる物はあっても、表現が同一というわけではなさそうですが、どんなもんでしょう。まず、用語の説明をしてみます。
ある情報について、ソースを示すのは、礼儀や慣習に従ってのものです。特に、学術分野では、重要な発見や調査などのソースを示すことが求められますし、ウィキペディアの方針である検証可能性も、強くソースを求めています。これは、情報の信頼性や伝播の経路がわかることが比較的強く求められるためで、一般のニュースやブログなどでは、それほど重要ではない。情報自体は、独占されるべき物ではなく、また、様々な経路で入手しうるものです。百科事典であるウィキペディアは一次の情報源ではないですし、情報を求める人にとっての利便性を提供するもの、という程度の割り切りが必要だと思います。
著作権法というのは、「表現」を保護するもので、「内容」を保護するわけではありません。著作権法の保護の対象となる「表現」の場合、使用するには著作権者の許諾が必要です。ソースの明示については、基本的に許諾の条件として、当事者間で解決すべき事となります。著作権法にある「引用」については、権利が及ばないものとされます。引用というのは、たとえばある評論のための文章の中に、対象となる文章を取り込むこと、です。この場合、区別が容易であることとか、ソースを示すことなどが求められ、それが十分でなければ適法な引用とみなされず、著作権者は権利を行使することができます。
ウィキペディアの文章は、GFDLも絡みますが、それはひとまず略します。
たとえば、えー、ぼくが投稿したものを使うと、
類似した広告請負の形態としては、ジンタ(ヂンタ)、サンドウィッチマンがある。ジンタは広告楽隊、特に映画やサーカスの呼び込みの楽隊を指し、大正期から隠語として存在し昭和初期から徳川夢声が漫談などで用いるようになって広まった。徳川や堀内敬三は、5人程度の規模の楽隊を指すものとしてこの語を用い、その衰退を嘆くが、ジンタの演奏家がチンドン屋に流入し、管楽器を含むチンドン屋が普及する時期とジンタの語が広まった時期が重なるため、両者が同一視されることもあった。
という文章を、誰かが自分のホームページでチンドンの解説として書いちゃうのは、転載。
ウィキペディアの「チンドン屋」の項目に拠れば、「徳川や堀内敬三は、5人程度の規模の楽隊を指すものとしてこの語を用い、その衰退を嘆く」とあるが、では7人程度ではどうなるかという疑問も残るが云々…
と書くなら引用。この場合、ネット上の文献記載については、あまり知られていないために、書式を説明しているのがWikipedia:ウィキペディアを引用するです。上の例では、論文などでは引用元としては「ウィキペディアの「チンドン屋」の項目」だけではなく、「「チンドン屋」『ウィキペディア日本語版』。 2007-03-30T18:58:43。http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%81%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E5%B1%8B&oldid=11598052 」と書くことを薦めています。
かつて日本の路上での広告の仕事としては、チンドン、ヂンタ、サンドウィッチマンがあり、ヂンタは活動写真や曲馬団の町廻りの楽隊である云々…
というのは、内容は一致しているけれど表現は異なるので、ソースを挙げてなくても問題なし。
てな感じです。これを踏まえて、問題として捉えていることを、もう一度ご説明頂けると助かります。--Ks aka 98 2007年9月4日 (火) 15:57 (UTC)

郁さん、引き続きコメントをありがとうございました。郁さん、推測とおっしゃいますが、引用者は投稿者とちがってWikipediaと契約していないため拘束はできないというのはその通りだと思います。閲覧者(利用者、引用者)をがんじがらめにしてはフリー百科事典として十分に機能できないだろうと思います。

Ks aka 98さん、詳しいご説明をありがとうございました。引用元の提示(表現の一致)と情報源の提示(情報内容の一致)をごちゃまぜにして、著作権は内容も保護するものと思い込んでおりました。私は、礼儀・慣習または著作権の侵害以上に、検証可能性、そして何よりも剽窃とならないよう常に情報源を明示すべきという考えを持っています。

論文では脚注、参考文献は必須ですが、ブログだったら無くてよいというのであれば、その境界線はどこにあるのか? 今回は芸能記事だから問題ないが、歴史の記事だったら困るというのであれば、その境界線はどこか?と考えています。(情報源提示というただ一点のみを見れば、その辺のブログやニュースより2chの方がしっかりしているかも…)私は芸能記事はあまり書かない人間なのですが、芸能関係は情報伝播が広く早くわかりやすいので今回例として挙げました。(…といっても初回執筆当時から現在までのGoogle日本語・英語の検索結果を時系列で徐々にお見せできないのでわかりずらいですが)

迅速、簡単、かつ広範囲で万人に情報を提供できるウェブサイトとして機能するために、Wikipedia執筆者は割り切りが必要というご意見はもっともです。個人ブロガーにWikipediaの情報が流用されるぐらいだったら、せいぜいコピペすんなよと憤るぐらいでしょう。しかし表現を変えた程度のWikipediaの記事で本を出版した疑いが出ていますが、事実であったら大問題ではないですか? 確かにウィキペディアンは調べたいから調べ、書きたいから書く、GFDLにも従います。けれどもをWikipediaを利用した他人が金銭なり大学の単位・学位なりを得るかもしれないとなると、執筆者は書く気が失せたり情報を出し惜しみしてしまうことはありませんか?(考えすぎでしょうか)

やるなと言ってもやる人間はいます。一方 本当に知らずにやっている人もいるでしょう。だから一言きっちり書いておけば、やっぱり止めておこう、あぁ知らなかった、と思う人もいるのでは?と思ったのです。Wikipedia:著作権のページまでたどりつく前に、「Wikipediaで得た情報はアクセス、複製、改変、再配布が自由にできるという意味の『フリー』です。しかし情報を得た場所がウィキペディアであることをあなたのウェブサイト、ブログ、出版物等で明記するのをお忘れなく。Wikipediaへのリンクを貼るだけでも明記となりますが、Wikipediaが推奨する明記方法についてはウィキペディアを引用するをご覧ください」とでも目につくように注意書きを作ってはどうか、という意図で提案しました。(提案時点で、私は引用元提示と情報源提示は同じだと考えていましたので)--Chiew 2007年9月4日 (火) 21:06 (UTC)

個人的な考えではありますが。
いろいろ難しいところはありますが、書く側としては、権利侵害でなければ、寛大にお願いしたいところであったりはします。GFDLは、自由な使用を確保するために考えられたライセンスで、著作権者が権利放棄すると逆に囲い込まれたりするのを避けるためのライセンスだったりもしますので。出し惜しみしたい情報は、自身の本にでも書いて頂ければ良くて、それほどの情報を持っている方が、その知識の一部でもウィキペディアに貢献してくれるならそれで十分かと思います。
それから、ウィキペディアと2chは、特に出典を示すことが強く求められている場所です。これは、投稿者の匿名性が強いことに起因します。どこの誰が書いたか分らないものは信用できないので、その元となる情報源で信頼性を担保します。
もう一つ、あまりごちゃごちゃ言うと、適法に使用することが抑制されたりしちゃうこともあります。著作権意識というのは、そういうもんがあると知れば、ある程度わかるものですが、その反動でめちゃめちゃ厳しいことを言い出す人もいますし、反発してイルーガルなことに向かう人もいます。そうじゃなくて、法は、作る人と使う人のバランスをどう考えているか、慣習としてはどうなっているかというのを判断する知識を持って、というのが好ましいわけです。そういう文書はなかなか難しい。「フリー」というのは、誤解されやすいよなあと思いつつ、これは特定の意味を指す術語みたいなものだったりもして、まずは内部向けの引用のガイドラインが先かなあ、と思ったり。上で説明したのは、そのために考えていたのもあって、つらつらと書けたというところもあります。もちろん、誰かが文書化してくれるなら、お手伝いはしたいと思いますが…。--Ks aka 98 2007年9月5日 (水) 17:25 (UTC)


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