二条為重
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二条 為重(にじょう ためしげ、正中2年(1325年) - 至徳2年/元中2年2月15日(1385年3月26日))は、南北朝時代の公卿・歌人。御子左為重ともいう。父は二条為冬。
応安4年/建徳2年(1371年)従三位になる。永和2年/天授2年(1376年)正三位。永和4年/天授4年(1378年)参議になり、永徳元年/弘和元年(1381年)権中納言になり、翌年従二位になった。和歌に優れ、後円融天皇の勅令による『新後拾遺和歌集』の撰者になった。為重の和歌は『新千載和歌集』から『新続古今和歌集』までの勅撰和歌集に収録されている他、家集『為重卿集』がある。至徳2年/元中2年(1385年)2月15日、夜盗によって殺害された。享年61歳だった。