中田薫 (学者)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中田 薫(なかだ かおる、1877年3月1日 - 1967年11月21日)は、鹿児島県出身の法学者。専門は日本法制史。
[編集] 人物
第二高等学校をへて、1900年、東京帝国大学法科大学政治学科卒業。同大学院に入学し、1902年から東京帝国大学法科大学助教授、1911年に同教授、1937年までつとめた。1946年に文化勲章、貴族院議員、1951年に文化功労者。
それまでの有職故実の流れを汲む法制研究に、外国との比較をする新しい方法を取り入れる。
[編集] 主な著書
- 『徳川時代の文学と私法』(半狂堂、1923年)
- 『法制史論集』(全4巻) (岩波書店、1926-1964年)
- 『庄園の研究』 (彰考書店、1948年)
- 『村及び入会の研究』 (岩波書店、1949年)
- 『古代日韓交渉史断片考』 (創文社、1956年)
- 『日本法制史講義』 (創文社、1983年)