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中央特殊武器防護隊(ちゅうおうとくしゅぶきぼうごたい、JGSDF Central Nuclear Biological Chemical Unit:CNBCU)は、陸上自衛隊の対NBC兵器専門の化学科部隊である。
[編集] 概要
防衛大臣直轄の機動運用部隊である中央即応集団隷下で埼玉県さいたま市の大宮駐屯地に所在している。前身は地下鉄サリン事件や東海村JCO臨界事故で出動した事で知られる第101化学防護隊である。国内任務では方面隊を増援し、特殊武器(NBC兵器)によって汚染された地域の偵察および除染を行うとされる。本部中隊と2個特殊武器防護隊(防護隊長は2等陸佐)で編成されている。
[編集] 沿革
陸上自衛隊
Ground Self-Defense Force
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- 2001年(平成13年)3月:化学学校隷下の第101化学防護隊が東部方面隊隷下に編成替え。
- 2007年(平成19年)3月28日:「第101化学防護隊」が「第101特殊武器防護隊」へ改称し、東部方面隊隷下から中央即応集団隷下に編成替え。
- 2008年(平成20年)3月26日:「第101特殊武器防護隊」から「中央特殊武器防護隊」に改編。
[編集] 部隊
[編集] 隊長
歴代の隊長
代 |
氏名 |
在任期間 |
出身校・期 |
前職 |
主な後職 |
第101化学防護隊長(2等陸佐) |
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湯田和彦 |
- 2005.3.22 |
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米倉宏晃 |
2005.3.23 - 2006.7.31 |
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末 |
笠畑忠嗣 |
2006.8.1 - 2007.3.27 |
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第1化学防護隊長 |
第101特殊武器防護隊長 |
第101特殊武器防護隊長(2等陸佐) |
1 |
笠畑忠嗣 |
2007.3.28 - 2008.3.25 |
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第101化学防護隊長 |
陸上幕僚監部 |
中央特殊武器防護隊長(1等陸佐) |
1 |
宇都宮昭栄 |
2008.3.26 - |
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技術研究本部技術開発官(陸上担当)
付第5開発室長 |
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[編集] 主要装備
- その他の化学科装備については陸上自衛隊の装備品一覧#化学装備を参照のこと。
[編集] 外部リンク