上野由岐子
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オリンピック | ||
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女子 ソフトボール | ||
銅 | 2004 | ソフトボール |
上野 由岐子(うえの ゆきこ、1982年7月22日-)は福岡県出身のソフトボール選手。ポジションは投手。九州女子高等学校卒業。ルネサス高崎女子ソフトボール部所属。身長173cm、体重72kg。
[編集] 経歴
小学校3年生からソフトボールを始め、ピッチャーとして活躍。国内大会で華々しい活躍を演じ、シドニーオリンピックではエースとして期待された。しかし、腰椎の骨折でシドニー行きを断念。2001年にルネサス高崎女子ソフトボール部に入部。最高時速119kmのストレートは、野球での体感速度160~170kmに匹敵するという(ただし、野球とソフトボールではマウンドとホームベースの距離が異なるうえ、投球フォームの問題もあり、一概には比較できない)。
アテネオリンピックでは金メダルが期待されたが、銅メダルに終わる。2006年に北京で開催された世界選手権では準決勝で世界一のアメリカを封じ込めたものの決勝では逆にKOされ、銀メダルに終わった。
現在のソフトボール日本代表チームでエースとして活躍しているが、国内には上野を脅かす投手がいないため、彼女に続く投手の育成が急務とされている。また、アメリカと比べて長打力で劣るため、アメリカの長打力に対抗する打力の向上が望まれる。事実、アメリカ代表監督のマイク・カンドレアは「アメリカの強さの秘訣は、投手全員がエースで打者全員がホームランバッターだからなんだ。北京オリンピックでも我々が金メダルを100パーセント獲得するぜ、見ててごらん」と話している。