ヴァイオリンソナタ (シューベルト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
 |
| クラシック音楽 |
|---|
| 作曲家 |
| ア-カ-サ-タ-ナ |
| ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
| 音楽史 |
| 古代 - 中世 |
| ルネサンス - バロック |
| 古典派 - ロマン派 |
| 近代 - 現代 |
| 楽器 |
| 鍵盤楽器 - 弦楽器 |
| 木管楽器 - 金管楽器 |
| 打楽器 - 声楽 |
| 一覧 |
| 作曲家 - 曲名 |
| 交響曲 - ピアノ協奏曲 |
| ピアノソナタ |
| ヴァイオリン協奏曲 |
| ヴァイオリンソナタ |
| 弦楽四重奏曲 |
| 指揮者 - 演奏家 |
| オーケストラ - 室内楽団 |
| 音楽理論/用語 |
| 音楽理論 - 演奏記号 |
| 演奏形態 |
| 器楽 - 声楽 |
| 宗教音楽 |
| イベント |
| 音楽祭 |
| メタ |
| ポータル - プロジェクト |
| カテゴリ |
フランツ・シューベルトのヴァイオリンソナタイ長調D.574は1817年の作。いまだ少年の作曲者が旺盛な創作力を見せていた時期の作品。4楽章構成の中に複雑な転調を試すなど、初期の意欲作である。
シューベルトのヴァイオリン音楽はピアノとのソナチネが三曲、管弦楽との協奏作品(ポロネーズ)があるくらいで、ヴァイオリンソナタに近いものは計4作しかない。
本作も兄フェルディナンドが弟の死後、版権を相続しディアベリ社と合意して1851年に出版に至ったが、題名は「二重奏曲」などと形式枠に収まっていない。従来のヴァイオリンソナタにあるピアノ・ヴァイオリンの力関係を変えようという作者の野心が数少ない作品ながら現れている。
イ長調。4/4。ソナタ形式。ピアノの付点リズムの序奏が伸びやかな雰囲気を演出している。Cis-Fis-E-Cis-Aのヴァイオリン主題がそれに応える。
ヴァイオリンには重音奏法をそれほど必要としていない。技巧よりも楽器の特性を生かして流暢な曲想に仕上がっている。
3/4。ホ長調。軽快なスケルツォ。音階とアルペジョとを組み合わせた華々しい動機。中間部はヴァイオリンの半音階。ハ長調の穏やかな進行。
3/8。ハ長調。緩徐楽章であるがエンハーモニックな転調の妙があり、ヴァイオリンが正確な音程を把握する必要がある。Ges音とFis音などを組み合わせるなど奏者には正確な和声進行の理解が求められる。中間部は遠隔調の変イ長調。
4/4。ヴァイオリンとピアノの微妙な掛け合い。コーダでは華々しく4重音を連続するなどヴァイオリン奏者には技術が必要。
 |
この「ヴァイオリンソナタ (シューベルト)」は、クラシック音楽に関連した書きかけ項目です。この記事を加筆・訂正などして下さる協力者を求めています（ポータル クラシック音楽/ウィキプロジェクト クラシック音楽）。 |
