ランピョーネ島
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ランピョーネ島 (Isola di Lampione)は、シチリア海峡にある小さな島で、ランペドゥーザ島とリノーザ島と共にペラージェ諸島を構成している。 面積は1.2kmで、最高地点は36mである。
伝説によると、ランピョーネ島はサイクロプスの手からこぼれた岩から出来たとされている。 住民は居らず、人の痕跡はこの島の名前の元にもなった何年も前に停止した灯台のみとなっている。
この小島はペラージェ諸島保護海域にあり、完全自然保護区域となっている。 植物相と動物相が全域で保護されているため島内では研究と学術探求以外の活動が認められていない。
多くの渡り鳥が定期的にここに訪れる。さらに陸棲甲殻類の固有種armadillidium hirtum pelagicumが生息する。海域にはサメ、特にメジロザメ、他にもハタやイセエビや黄色や薄赤色のサンゴの一種などが集まっている。