ラブノベルズ
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ラブノベルズは、新書レーベル。リーフ出版の関連会社、雄飛から出版されていた。
ボーイズラブ小説の新書レーベルのiノベルズで実績のあった雄飛が、新しい小説のジャンルを模索すべく、2002年1月に発足した。
ボーイズラブが男性同士の恋愛（ゲイポルノの一種ともとれる）を扱うのに対し、こちらは女性と男性の恋愛を扱う、少女小説の一種だった。しかしその内容は、性交をはじめとする性的表現を交えた、いわゆるジュブナイルポルノの要素を加えたものだった。
これが発足した頃には、性的表現を交えた少女漫画（いわゆる、ひとつのティーンズラブ漫画）の雑誌が増加しており、その中には小説が掲載されていたものもあったので、それを見据えて発足したといえる。また、自社のiノベルズや、親会社であるリーフ出版のリーフノベルズのように、月二冊新刊を発売していた。
しかし、男性向けのジュブナイルポルノとの区別が付きにくく、その点で女性の支持を得る事が出来なかったようだ。その結果、2002年6月の新刊を最後に消滅した。
ジュブナイルポルノの要素を加えた少女小説のレーベルとしては、その後2002年10月に光彩書房から光彩文庫ピンキーティーンズ・ノベルズが発足したが、こちらもわずか半年で廃止、さらに2003年10月には少年画報社系の大都社が大都ノベルズアンジェリーナシリーズを立ち上げたものの、こちらはわずか一冊が出ただけで消滅、この分野が結局は商業的には成立しない事を浮き彫りにした。
