ライトフライヤー号
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ライトフライヤー | |
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概要 | |
用途 | 実験機 |
乗員 | パイロット1名 |
初飛行 | 1903-12-17 |
製造者 | ライト兄弟 |
寸法 | |
全長 | 6.4 m |
全幅 | 12.3 m |
全高 | 2.7 m |
翼面積 | 47.4m2 |
重量 | |
空虚 | 318 kg |
運用 | kg |
最大離陸 | kg |
動力 | |
エンジン | 水冷直列4気筒 (4,000 cc) × 1 |
出力 | 12 HP |
性能(目安) | |
最大速度 | 48 km/h |
巡航速度 | km/h |
航続距離 | 0.26km 第4回飛行 |
翼面荷重 | 6.7 kg/m2 |
ライトフライヤー号(Wright Flyer)は、ライト兄弟が開発した飛行機。1903年12月17日にアメリカ合衆国 ノースカロライナ州キティホークにて初飛行に成功した。この飛行は、世界で初めての有人動力飛行である。これに先んじて動力飛行に成功したと主張する者も少なくないが、公式に認められたものは存在しない。
[編集] 概要
主翼は複葉で、ガソリンエンジン一台を動力として、直径2.6mのプロペラ2つを推進式に配置し、チェーンによって駆動した。トルクを打ち消すために、2つのプロペラはそれぞれ逆回転に回転させた。
ライトフライヤー号は操縦系を備えていることでも、画期的な航空機である。機体前方に水平尾翼、機体後部に垂直尾翼を備え、ワイヤーにより、動翼を制御できた。エルロンとして主翼をたわませている(→たわみ翼)。パイロットは腹ばいで操縦する。
計4回の飛行を行い、4回目の飛行では59秒間260mを飛行した。その後停止中の機体が強風で転倒し損傷した。