モナペディア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

モナペディア（初代）
使用ウィキ	MediaWiki
分野	指定なし
言語	日本語
項目数	約3000（閉鎖直前）
利用料	無料
運営者	227
設立日	2006年12月21日
現状	2007年8月9日に閉鎖

モナペディア（2代目）
URL
http://monapedia.tk
使用ウィキ	MediaWiki
分野	指定なし
言語	日本語
項目数	290（2008年5月20日現在）
ライセンス	CC
利用料	無料
運営者	七星
設立日	2007年8月15日
現状	記事増加中

モナペディアとは2ちゃんねるの情報収集・掲載を目的としたインターネット上のフリー百科事典である。ウィキペディアに倣った形式を取っており、サイトもMediaWikiを使用している。しばしば2ちゃんねるwikiと間違われるが、全く別の組織である。

[編集] 概要

2典に関連した2ちゃんねるのスレッド上で提案され、派生プロジェクトとして2006年 12月21日、227氏によって発足した^[1]。サイト名は2ちゃんねる文化の象徴的な存在であるモナーとウィキペディアのパロディであることから「ペディア」が合わさって出来ている。

発足の理由は今まで辞典の役割を果たしていた2典の更新が大幅に停滞し、資料室板の2典スレッドでそれなら自分たちで編集できるWiki形式の新しいサイトを立ち上げたほうがいいのではないかという意見が出たためである。

辞典である2典とは異なり、モナペディアではウィキペディアに似せた事典的記事が掲載されている。2ちゃんねるの歴史から、ウィキペディアでは削除の対象となり得るような一部掲示板の一部的流行までと2ちゃんねるに関することであれば掲載対象が非常に広いのが特徴的である。

しかし、事典というものに対する認識を持った利用者はあまり多くなく、スタブや2典からの転載記事も多い。それでもなお他の事典や派生元の2典に記事量で劣っており、記事作成の遅滞が見られている。また、ウィキペディアなどのウィキサイトで削除された記事がそのまま転載されることもあり、管理者も少ないことからそのまま放置されてしまうことも多い。なお、管理者との相談窓口はサイト上には設けておらず、2ちゃんねるの資料室板にあるスレッドを利用して対話を行っている。

進展の遅さから「2典とウィキペディアがあれば事足りる」と揶揄されることが多いものの（ただ、発足の経緯からいえばその揶揄はやや的外れともいえる）記事は徐々に加工されており、利用者数の少なさからその伸びは緩やかである。しかし、2007年8月現在で約3,000本の記事が存在していたものの、設立者である227氏により「ちゃんと管理しないといけない規模になったのですがなかなか時間が取れませんこのまま放置するのもいけないので休業することにします」と書き込み^[2]があり同年8月9日に閉鎖。閉鎖から6日後の8月15日、七星氏によって新しいモナペディアが設立された^[3]。一時期初代も復活してはいたものの^[4]、非常に不安定でしばしば休業中の表示が見られていた。現在初代は完全に消え去り、2代目のみが存在している。