マーク・キンセラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マーク・キンセラ (Mark Kinsella、1972年8月12日 - )は、アイルランド・ダブリン出身の同国代表サッカー選手(MF)。
[編集] 経歴
下部リーグのコルチェスター・ユナイテッドで頭角をあらわす。1996年、当時ディヴィジョン1(2部)に所属していたチャールトン・アスレティックに移籍し、1998年には主将としてFAプレミアリーグ昇格の原動力となった。チャールトンは翌シーズン限りで再びディヴィジョン1に降格されたが、さらにその翌シーズンには再びキンセラを中心にした陣容でディヴィジョン1を制覇してプレミアシップに昇格することとなる。
しかし2001年にキンセラは故障の為、中盤のレギュラーの座をスコット・パーカーに奪われる。このシーズン終了後に開催された日韓W杯では、マット・ホランドとともにロイ・キーン離脱後の中盤を担い、ベスト16進出を果たす。この活躍によりキンセラは100万ポンドの移籍金でアストン・ヴィラへと移籍を果たすが、アストン・ヴィラでは殆ど見せ場を作ることが出来ず、2シーズン半在籍した後、2004年1月に2部所属のWBAへ。WBAのプレミアシップ昇格に貢献したが、契約延長はならず、4部のウォルソールに移籍する。
ウォルソールでは2004-2005、2005-2006の2シーズンを過ごすが、故障の為、もはやフル稼働は不可能であった。ちなみに2006年4月には監督退任を受けて2試合のみ、プレーイング・マネージャーを務めている。2006-2007シーズンはコーチ兼任選手としてウォルソールに在籍。2006年12月に現役を引退し、チャールトンの若手育成担当コーチに就任した。現在はチャールトンのリザーブチームの監督である。
アイルランド代表として1998年から2004年の間に48試合に出場(3得点)。
[編集] 受賞歴
- チャールトン・サポーター選出年間最優秀選手(1997-1998, 1998-1999)
[編集] 所属チーム
- ホームファーム(アイルランド) 1988-1989
- コルチェスター・ユナイテッド(イングランド) 1989-1996
- チャールトン・アスレティック 1996-2002
- アストン・ヴィラ(イングランド) 2002-2003
- ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(イングランド) 2003-2004
- ウォルソール(イングランド) 2004-2006
アイルランド代表 - 2002 FIFAワールドカップ | |
---|---|
1 ギヴン | 2 フィナン | 3 ハート | 4 カニンガム | 5 ストーントン | 6 ロイ・キーン | 7 マカティア | 8 ホランド | 9 ダフ | 10 ロビー・キーン | 11 キルバーン | 12 キンセラ | 13 コノリー | 14 ブリーン | 15 ダン | 16 カイリー | 17 クイン | 18 G・ケリー | 19 モリソン | 20 オブライエン | 21 リード | 22 カーズリー | 23 A・ケリー | 監督 マッカーシー |