マルクス・ファビウス・ブテオ
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マルクス・ファビウス・ブテオ(Marcus Fabius Buteo、生没年不詳、紀元前3世紀) は共和政ローマの元老院議員。第二次ポエニ戦争の際の最中、紀元前216年の後半期に独裁官を勤めた。
カンナエの戦いで元老院議員の3割が戦死、この未曾有の混乱期を収集するために独裁官に就任、カンナエの生き残りガイウス・テレンティウス・ウァッロと前任の独裁官マルクス・ユニウス・ペラが任命した。彼の任期はカンナエで激減した元老院議員を補充するために新たな者を加えて登録する事にあったと言う。そして元老院議員の名簿が完成するとすぐに辞職した。