マミジロミツドリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
?マミジロミツドリ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種の保全状態評価[1] | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Coereba flaveola (Linnaeus, 1758) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
マミジロミツドリ(眉白蜜鳥) | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Bananaquit |
マミジロミツドリ(学名:Coereba flaveola)は、スズメ目マミジロミツドリ科の鳥類である。
かつてはマミジロミツドリ科にも、熱帯アメリカに生息するヒワミツドリ属が含まれていたが、後に移動され現在では1属1種のみの単型の科である。マミジロミツドリはホオジロ科に近いと考えられているが、正確な系統は不明であり、アメリカ鳥学会(AOU) も本種を所属不明としている。[2]
なお、シブリー=アールキスト鳥類分類では、ヒワミツドリ属と同じくアトリ科ホオジロ亜科に分類される。
目次 |
[編集] 分布
南アメリカの熱帯地域に留鳥として生息し、北限はメキシコ南部、西インド諸島である。フロリダ州でも稀に迷鳥として飛来する。
[編集] 形態・生態
マミジロミツドリは体長が約11センチメートルと非常に小さい鳥である。くちばしは細長く曲がっており、花の蜜を吸うのに適している。花の側面から花弁を突き刺し、受粉させることなく蜜を吸うこともできる。なおマミジロミツドリはハチドリのように停飛(ホバリング)することは出来ないため、蜜を吸う間は枝などに止まらなくてはならない。また、果実や昆虫なども食する。
しばしば庭などにも飛来し、あまり人間に対する警戒心はないようである。マミジロミツドリをシンボルとしているアメリカ領ヴァージン諸島では、マミジロミツドリを誘き寄せる方法としてボウルや餌箱に顆粒状の砂糖を置いておくことが一般的であり、そのため "Sugar bird" とも呼ばれる。(ヒワミツドリ属も同様)
背面は暗い灰色で、頭は黒だが白い眉斑がある。のどは白色で、腹は黄色である。雌雄ともほとんど差異はない。
グレナダとセントビンセント島の個体の大半は羽が黒いため、西インド諸島の個体群とは別の亜種だという説がある。
[編集] Sibley分類体系上の位置
シブリー・アールキスト鳥類分類 |
---|
スズメ小目 Passerida
スズメ上科 Passeroidea
|
[編集] 脚注
- ^ BirdLife International(2004). Coereba flaveola. 2006 IUCN Red List of Threatened Species. IUCN 2006. Retrieved on 12 May 2006. Database entry includes justification for why this species is of least concern
- ^ Dunn, John L. and Alderfer, Jonathan, "National Geographic Field Guide to the Birds of North America, Fifth Edition" ISBN 0-7922-5314-0
この項目「マミジロミツドリ」は、鳥類に関連した書きかけ項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています(ポータル鳥類 - PJ鳥類)。 |