マイク・シャシェフスキー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マイク・シャシェフスキー (Michael William "Mike" Krzyzewski, 1947年2月13日 - )は、アメリカ合衆国出身のデューク大学男子バスケットボールチームヘッドコーチ。同大学のブルーデビルズを四半世紀にわたって率い、NCAA男子バスケットボールトーナメントで歴代最多の勝利数と3度の優勝経験を持つ。コーチKと呼ばれている。2001年にバスケットボール殿堂入り。シカゴ生まれ。
地元の高校を卒業した後、陸軍士官学校に進学。士官を目指しつつ、ボブ・ナイト監督のもと学校のバスケットボールチームでプレーした。1969年に学業を終えた後は軍役に就き、軍のバスケットボールチームを指導する仕事を数年続けた。1974年に退役し、インディアナ大学のチームを指揮するボブ・ナイトの補佐を務めた。
1980年にデューク大学に招聘され、バスケットボールチームのブルーデビルス監督に就任。4年目の1984年にブルーデビルズはNCAAトーナメントに進出、1986年には決勝戦に進んだ。1988年からは5年連続で準決勝に進出し、1991年と1992年にはトーナメントの連覇を果たした。以降もほとんどのシーズンでデューク大はトーナメントに進出し、8強に残った1998年以降は連続して16強以上の成績を残している。1999年には決勝進出、2001年には3度目の優勝を達成した。
1992年にはバルセロナオリンピックに出場したドリームチームでアシスタントコーチを務めた。このチームのメンバーに選ばれたクリスチャン・レイトナーはデューク大学でシャシェフスキーの教え子だった。2006年には男子米国代表チーム監督としてFIBAのバスケットボール世界選手権に臨み、3位の結果だった。
バスケットボール関連の機関やメディアより12回にわたり大学界の最優秀監督賞を授与されている。2001年に指導者の部門でバスケットボール殿堂入りを果たした。
シャシェフスキーはポーランド系移民の子孫である。姓の「シャシェフスキー (Krzyzewski)」は難読の名前として知られており、クイズ番組で綴りを出題されたことがある。[要出典]