ボーナスゲーム
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ボーナスゲームとは、パチスロ機のゲーム状態の一種。パチスロ機のゲームは、通常ゲームとボーナスゲームに分けられる。
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[編集] 世代別のボーナスゲーム
[編集] 0号機
「大当たり役」のことで12回のJACゲームが出来、店が設定した打ち止め枚数まで次回のボーナスゲームが高率で当たる。
[編集] 1号機、1.5号機
「ビッグチャンス(ビッグボーナス)」と「レギュラーボーナス」のことをいう。ビッグボーナスは純増方式だった(獲得枚数が決められている)。
[編集] 2号機
1号機、1.5号機のそれに加えて「シングルボーナス」がある。これに「フルーツゲーム」を加えることがあり、これらが連続して出現する「集中役」を売り物にした機種が出て大ヒットした(ニイガタ電子「アラジン (パチスロ)」など)。これらの機種は"A-Cタイプ"と呼ばれる。アニマル(アークテクニコ)やリバティーベル(ユニバーサル販売(アルゼの前身))シリーズ等、ボーナスゲームの連荘を売り物にした機種が流行る。
[編集] 3号機
フルーツゲームが禁止となる。ただし、シングルボーナスの集中役を搭載したA-Cタイプは存続。
[編集] 4号機、4.5号機、4.7号機
ビッグボーナスが期待値方式(ゲーム数もしくはJACゲーム数が固定)となる。ボーナスがストックされるストック機の誕生。
- Aタイプの場合:小役ゲーム最大30ゲーム+JACゲーム最大3ゲーム。
- Bタイプの場合:小役ゲーム最大30ゲーム+JACゲーム最大2ゲーム。
- Cタイプの場合:ビッグボーナスという概念が存在しない。一般的にはボーナス状態に入るとレギュラーボーナスが連続で揃うようになったり、シングルボーナスが連続で入賞するようになる。
[編集] 5号機
ボーナスのストックが禁止となり、成立したボーナスは即揃えられなければならない規定に変更となる。 ビッグボーナスが純増方式に戻る。払い出し枚数は最大480枚、CT(チャンスタイム機能)を搭載した機種は最大360枚となる。ボーナス絵柄(7など)は揃った場合にボーナスゲームが作動するだけで、払い出しを伴わない(0枚役)。
[編集] ビッグボーナスの種類
4号機では同じビッグボーナスでも払い出し枚数の差により差別化が図られている機種が存在する。例えば山佐のメフィストや燃えよ!功夫淑女などは、同じボーナス絵柄を揃えてもビッグボーナス中の小役ゲーム時に押し順ナビが表示されるハイパービッグと、ナビが表示されず自力で押し順を当てなければならないチャレンジビッグが存在する。
雷蔵伝ではスーパービッグとノーマルビッグがあり、どちらも押し順ナビが表示されるが揃う小役が異なり、獲得枚数に差が出る仕組みになっている。
5号機ではボーナス絵柄を複数持たせ、揃える絵柄により払い出し枚数に差をつけるケースが出てくる。例えばサクラ大戦S2では、赤の7を揃えると作動し465枚を超える払い出しで終了するスーパービッグと、青の7を揃えると作動し350枚を超える払い出しで終了するノーマルビッグがある。
4号機の場合ボーナスフラグは共通で放出されるボーナスの種類が振り分けられる形だが、5号機の場合はフラグそのものが別の物になっている。
[編集] 名称について
一般的にパチスロにおいて一番メダルを獲得できる状態が「ビッグ」と呼ばれる状態だが、メーカーや機種により呼称が「ビッグボーナス」「ビッグチャンス」と異なってくる。
5号機においては内部的にビッグボーナスでも獲得枚数の少ないものを「レギュラーボーナス」と呼ぶ機種があったり、CTを「ビッグボーナス」や「レギュラーボーナス」と呼ぶ機種があるなど呼称が多様化している。