ホンダ・ディオ
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ホンダ・Dio(ディオ)とは、1988年1月に本田技研工業より発売された、主に若者層を対象としたスクータータイプのオートバイである。
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[編集] 解説
Dioは主に6世代に分類され、初代~3代目のモデルには2ストロークエンジンが採用され、4世代目よりジョルノクレアから採用された水冷4ストロークエンジンへと変更された。2003年から廉価版という位置づけで、同じく廉価スクーターであったトゥディの空冷エンジンを採用した5代目モデルも誕生し、一時期は4代目と併売されていた。
発売開始からの2ストローク世代の車両には、正式車名として「SK50」という名称が存在する。それぞれの世代ごとの愛称を含めた名称、及び形式番号は以下の通りである。
[編集] 各世代ごとの型式番号、および車体番号
- 初代:ディオ/SK50 [A-AF18/A-AF25]
- 2代目:スーパーディオ/SK50 [A-AF27/A-AF28]
- 3代目:ライブディオ/SK50 [A-AF34 / A-AF35]
- 4代目:スマートディオ [BA-AF56 / BA-AF57 / BA-AF63]
- 5代目:ディオ [BA-AF62]
- 6代目:ディオ [JBH-AF68]
なお5代目から派生車種として、前カゴを装備しライトとウインカーをフロント下部に装着させたDio Cesta(ディオ チェスタ)も発売されている。
初代~3代目にはディスクブレーキを装備したSR、2代目~3代目にはディスクブレーキに加えリアスポイラーが装備され馬力がアップされたZX(4代目ではZ4)というスポーツグレードがラインナップされた。なおZ4にはホンダのスクーターでは初となるPGM-FIが搭載された。
3代目モデルのライブディオZXは特に人気が高く改造、ドレスアップパーツが豊富だが盗難被害が多い。スクーターが4ストロークが主流になった現在は中古車の相場が高くなってきている。
6代目はディオ・チェスタとも2007年10月30日にモデルチェンジされ、車体デザインは、ほぼ5代目と同様となっているが、ベースとなっているトゥディと同じく、エンジンにPGM-FIを搭載し、マフラーに触媒を装備することで自動車排出ガス規制に対応させている。
2代目のスーパーディオ(AF27)は車体番号1~(旧型)と2~(新型)ではフロントホークなどが異なるので、購入の際は注意が必要。
[編集] CM
近年はCMは殆ど放送されていない。