プロメテウス (衛星)
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プロメテウス Prometheus |
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ボイジャー2号から撮影したプロメテウス | |
仮符号・別名 | 仮符号S/1980 S 27 別名Saturn XVI |
発見 | |
発見者 | S・A・コリンズ、 ボイジャー1号 |
軌道要素と性質 元期:2003年12月31日 |
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軌道長半径 (a) | 139,353 km |
離心率 (e) | 0.0024 |
公転周期 (P) | 0.614102 日 |
軌道傾斜角 (i) | 0.007° (土星の赤道に対する) |
土星の衛星 | |
物理的性質 | |
直径 | 148×100×68 km |
表面積 | ~ ~23,000 km2 |
体積 | ~340,000 km3 |
質量 | 1.566 ± 0.019×1017 kg |
平均密度 | 0.47 ± 0.07 g/cm3 |
表面重力 | ~0.003 m/s2 |
脱出速度 | ~0.019 km/s |
自転周期 | 0.614102 d (公転周期と同期) |
アルベド(反射能) | 0.6 |
赤道傾斜角 | 0 |
表面温度 | 74 K |
大気圧 | なし |
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プロメテウス (Prometheus, 土星 XVI) は、土星の衛星であり、1980年の10月25日より数日前に発見され、仮符号1980 S 27を付けられた。1985年にギリシア神話の巨人族で人類に火を齎して罰を受けるプロメテウスに因んで命名された。
プロメテウスは148×100×68kmと極端に細長い形状で、幾つかの谷や尾根が確認されている。また、直径20kmのクレーターも確認されているが、近くを周回するパンドラ、ヤヌス、エピメテウスよりは表面は穏やかである。
かなり低い密度と比較的高いアルベドからしてプロメテウスは多孔質の氷で構成されていると思われていたが、無人土星探査機カッシーニの近接撮影でもそれと思われる映像が確認されている。
[編集] 関連項目
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羊飼い衛星群 | パン | ダフニス | アトラス | プロメテウス | ?S/2004 S 6 | ?S/2004 S 4 | ?S/2004 S 3 | パンドラ |
共有軌道衛星 | エピメテウス | ヤヌス |
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