ノート:プログレッシブジャックポット/改善試案
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プログレッシブジャックポット(Progressive Jackpot)とは、カジノが存在する国では主にスロットマシンやビデオポーカーなどのゲーミングマシンが払い出す賞金に関するシステムで、賭けが行われる毎に特定の当たり役の賞金が少しずつ増加して行く方式を指す。また、日本ではメダルゲームで特定の当たり役が発生した時に払い出すメダル枚数がプレイの回数に応じて少しずつ増加して行く方式を指す。単にプログレッシブと言われる場合もあり、これ以降ではプログレッシブと記した場合、それはプログレッシブジャックポットのことを指す。また、マシンと記した場合はゲーミングマシンを意味する。
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[編集] カジノゲームにおけるプログレッシブジャックポット
[編集] プログレッシブの種類
プログレッシブには、以下のタイプがある。
- 設置されたマシン単体で積み上げられる「スタンドアロン」
- 単一カジノ内の同種マシンで一つのプログレッシブジャックポットを共有する「リンクド・プログレッシブ」
- 複数のカジノを跨ぐ同種マシンで一つのプログレッシブジャックポットを共有する「ワイドエリア・プログレッシブ」
- リンクド・プログレッシブの変形で、ゲームの結果によらず、いつ、誰に、どんなタイミングで当たるかわからない「ミステリー・ジャックポット」
これらのうち、「ワイドエリア・プログレッシブ」は、バーチャルリールとステッピングモーターの導入によって膨大な組み合わせ数を作ることが可能となったからこそ実現できたもので、当選賞金の世界記録を更新するなどでときおり一般にも報道されることもあり、現代のスロットマシンを象徴するフィーチャーの一つと言える。
[編集] プログレッシブの値
通常、プログレッシブは、そのマシンの最高の当たり役に設定されることが多い。一旦プログレッシブが払い出されると、プログレッシブの賞金は、設定された初期値へとリセットされる。
プログレッシブの値は、マシンに賭けが行われる毎に少しずつ増加するが、その増加量はマシンによりまちまちで、賭け金の1%未満から数%程度の範囲である。また、名前や見かけが同じマシンでも設定が異なる場合もあるので、一概には言えない。
[編集] プログレッシブを獲得するには
通常はプログレッシブを獲得するには、マシン毎に定められた1回のゲームでの最大額をベットしてプレイする必要があるものが殆どである。ただし、プログレッシブジャックポット自体はベットされるたびに増加する。
[編集] 損益分岐点
ビデオポーカーのような一部のマシンでは、役の出現確率とオッズから最適なプレイの戦略を算出する事が可能で、ポーカーハンドの出現率と各ポーカーハンドに割り当てられたオッズによりマシンの控除率が計算できるので、それにより損益分岐点を求める事が出来る。
プログレッシブは常に増加して行くので、ある額に達した時点でそのマシンの払い出し率が100%以上になり、この場合、このマシンで遊ぶ事は確率的に得ということになる。ただし、確率に沿う結果を得るためには、通常は長期的なプレイ(試行)を必要とするが、この「長期的」というのは、一般の人々が考えるプレイ数よりも長い(数万回)。
一方、リールマシンは、ビデオポーカーとは異なり、プレイヤーがマシンの控除率や役の出現率を知る術がないため、損益分岐点を算出する事は不可能である。
カジノは、アドバンテージプレイヤーと呼ばれる、プログレッシブが損益分岐点を超えている時にのみプレイを行うプレイヤーの存在によっても、収入を失うわけではない。これは、プログレッシブの大部分はそうでないプレイヤーにより積み立てられ、払い出されるためである。
[編集] プログレッシブジャックポットを用いる他のゲーム
プログレッシブジャックポットはスロットマシンやビデオポーカーにのみ用いられている訳ではない。特に、1980年代終わりごろに広まったカリビアンスタッド以降、テーブルゲームでもこのシステムが導入される例が増えている。
[編集] メダルゲームにおけるプログレッシブジャックポット
以下Stub