ブローバイガス
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ブローバイガス(blowby gas)は、自動車用語としては、未燃焼の混合気を意味する。生ガス(なまガス)とも呼ばれるが、日本工業規格(JIS D0108)では「ブローバイガス」と定められている。
エンジン内のピストンとシリンダーの間隙から混合気が漏出しクランクケース等に漏れ出したものをさすのが一般的である。エンジンオイルの劣化や金属の腐食、さらには大気汚染の原因になることから、インテーク側に吸引させて還元するなど、大気放出しないよう定められている。主成分は炭化水素(HC)である。
遊戯銃の分野においては、気化せずに噴出したガスガンの液化ガスのことを「生ガス」と呼ぶ。生ガスの噴出が起こると、潤滑油が飛ばされる等の問題が発生する。