ヒルズボロの悲劇
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ヒルズボロの悲劇は、イングランド・シェフィールドのヒルズボロ・スタジアム(Hillsborough Stadium)で起きたイングランドサッカー史上最悪の事故。
1989年4月15日、FAカップ準決勝、リヴァプール対ノッティンガム・フォレストの試合は中立地のシェフィールド・ウェンズデーのホーム、ヒルズボロ・スタジアムで行われ、この試合中に事故が起こった。
試合が始まって僅か6分後に主審が試合の中断を命じた。その時スタンドでは観客が立見席に押し寄せ混乱状態に陥っていた。結果として、人波やフェンスに圧迫され96人が圧死、負傷者200人以上を出す大惨事となった。この死亡者のなかにはスティーヴン・ジェラードの従兄弟がおり、これが自分がリヴァプールにいる理由だと語っている
この事故を教訓としイングランドでは立見席を廃止し、多くのスタジアムで改築が進んだ。
現在リヴァプールのホーム・アンフィールドの一角には祈念碑が建てられている。