バフメーチェフスキー・バス・ガレージ
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バフメーチェフスキー・バス・ガレージ(Bakhmetevsky Bus Garage)は、ロシア、モスクワのバフメーチェフスカヤ通り(現在のオブラズツォーフ通り)に建設されたバス・ガレージ。 ロシア構成主義の建築。1926年から1928年にかけて建築家のコンスタンチン・メーリニコフ(メリニコフ)と技師のウラジーミル・シューホフにより手がけられた。バフメーチェフスキー・バス・ターミナルは、モスクワにおける産業建築物の最高傑作例と評価される。
1925年にパリでタクシー・ガレージを設計したメーリニコフは、イギリスから輸入した「レイランド」バスを使用することとなったバフメーチェフスキー・バス操車場と車庫の設計に取り掛かった。メーリニコフは、ここで、パリのタクシー・ガレージ同様、バックしないで車両の出し入れが可能なユニフロー・システムを導入し、効率的な機能を持つバス操車場を作り上げた。現在、ロシア構造主義建築の代表作として修復中である。