ハダカイワシ目
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 トドハダカ（Diaphus theta） |
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ハダカイワシ目（はだかいわしもく、英：Myctophiformes）は硬骨魚類の分類群の一つ。ハダカイワシ科とソトオリイワシ科の2科で構成され、含まれる200種以上のほぼ全てが深海を生息域としている。
目次 |
[編集] 概要
ハダカイワシ目はかつてヒメ目に含められていたが、鰓周囲の筋肉の付き方が異なることなどから区別され、現在は単独の目として扱われている。体長はハダカイワシ科では数cm～20cm、ソトオリイワシ科は20～30cm程度であることが多い。脂鰭（あぶらびれ）を持つ。
全世界の外洋に分布し、深海を主な生息域とする。水深200～1,000mの中層に住む深海魚としては種類・数の両面で支配的である。大型深海生物の食料として食物連鎖で重要な地位を占めるほか、夜間に餌を求めて海面近くまで浮上する行動（日周鉛直移動）を通じて、浅海の有機物を深海に運ぶ役割をも担っている。
深海で浮力を得るために体には水分・脂肪分が多く、食用とされることはほとんど無い。
[編集] 分類
ハダカイワシ目はハダカイワシ科とソトオリイワシ科の2科・30属余りで構成される。およそ250種が含まれるが、その大半はハダカイワシ科であり、ソトオリイワシ科はごく少数である。
[編集] ハダカイワシ科 Myctophidae
詳細はハダカイワシを参照
[編集] ソトオリイワシ科 Neoscopelidae
- ソトオリイワシ属 Neoscopelus
- ソトオリイワシ Neoscopelus macrolepidotus
- サンゴイワシ Neoscopelus microchir
- シチゴイワシ Neoscopelus porosus
- クロゴイワシ属 Scopelengys
- クロゴイワシ Scopelengys tristis
- Scopelengys clarkei
- Solivomer属
- Solivomer arenidens
[編集] 参考文献
- 岡村収・尼岡邦夫監修 『日本の海水魚』 山と溪谷社 1997年 ISBN 4-635-09027-2
