ニキラーナンダ
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ニキラーナンダ(Swami Nikhilananda,1895年 - 1973年)は、19世紀のインドの宗教家ラーマクリシュナの妻であり自身も宗教家として活躍したサーラダー・デーヴィーに教化を受けた導師である。
ニキラーナンダは1933年にニューヨークにラーマクリシュナ・ミッションの支部としてラーマクリシュナ・ヴィヴェーカーナンダ・センターを設立し、1973年に死去するまでそのセンター長に留まった。
さらに、マヘーンドラナート・グプターがラーマクリシュナの晩年5年間の言行を、1897年から約35年間かけ "Sri Ramakrishna Kathamrita" というタイトルで5冊に分けて発表したベンガル語の書物を、1942年に "The Gospel of Ramakrishna" (邦題『ラーマクリシュナの福音』)というタイトルで1冊の本として英訳した。
[編集] 主な著書(和訳されているもの)
- 『スワミ・ヴィヴェーカーナンダの生涯』 橘堂正弘・三浦愛明訳、法律文化社、1996年5月
- 『ホーリー・マザーの生涯 - 現代インドの聖女サーラダー・デーヴィーの生涯』 日本ヴェーダーンタ協会、2005年1月
[編集] 共著
- 『ヨーガを学ぶ人々に』(増頁版) 小松文彦・井上久美子訳、日本ヴェーダーンタ・ソサイティ、1978年9月
[編集] 翻訳書
- マヘンドラナート・グプタ 『ラーマクリシュナの福音』(全訳) 日本ヴェーダーンタ協会、1987年12月