トヨタ・キャバリエ
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トヨタ・キャバリエはトヨタ自動車が日本に輸入し販売した乗用車であり、ゼネラルモーターズの「シボレー・キャバリエ」のOEM車種である。セダンとクーペが日本に輸入された。背景には日米貿易摩擦があり、これを緩和する狙いがあったとされる。1996年1月に日本での輸入販売を開始し2000年7月に日本での輸入販売を終了した。
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[編集] 歴史
[編集] 初代(1996年-2000年)
ベースとなったシボレー・キャバリエを日本国内向けに右ハンドルにし、またウインカーレバーを日本車と同じく右側に設置するなど、日本向けに変更が行われていた。
ベースモデルのシボレー・キャバリエと異なり全車に2400cc4気筒DOHC16バルブエンジンを搭載する(ちなみにベースモデルのシボレー・キャバリエの場合はトップグレードの「Z24」のみ2400cc4気筒DOHC16バルブエンジンを搭載。それ以外のグレードは2200cc~2400cc4気筒OHVエンジンを搭載する)。
警察関係に捜査用覆面パトカーとして多数導入されていたが、リーズ期間終了と共に、殆どが海外に輸出されてしまい、現在日本国内で見かけることは殆ど無い。
日本での販売が開始された1996年当時、中古車市場において新古車が大量に発生した事も記憶に新しい。その為か当年式~1年落ちでの新車販売価格からの値落ち率は最大で40%台にまで大きく落ち込む事も少なくなかった。
2000年3月にマイナーチェンジを実施。ヘッドランプが異形4灯式からマルチリフレクター異形2灯式に変更される。
[編集] CM
- CMは当初、BGMに米国の国歌"The Star-Spangled Banner"を使用していた。
- のちにCMキャラクターにアメリカ車好きで知られる所ジョージ(過去にマツダ・ファミリアのCMにも出演した)を起用し、犬のぬいぐるみ『インディ君』プレゼントや低金利ローン・キャンペーン、また、所のプロデュースによる『所'sキャバリエ』の制作などが行われた。
- 尚、共演した犬の「インディー」は、所の愛犬である。