トノサマバッタ
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?トノサマバッタ | ||||||||||||||||||||||||
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トノサマバッタのメス(緑色型) |
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Locusta migratoria Linnaeus, 1758 | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
トノサマバッタ(殿様飛蝗) ダイミョウバッタ(大名飛蝗) |
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英名 | ||||||||||||||||||||||||
Migratory locust |
トノサマバッタ(殿様飛蝗 Locusta migratoria )は、バッタ目バッタ科に分類される昆虫の一種。ダイミョウバッタ(大名飛蝗)とも呼ばれる。
目次 |
[編集] 特徴
体長は35~65mmの大型のバッタで、オスよりメスの方が大きい。前翅には茶色と白色のまだら模様があり、後翅はクルマバッタやクルマバッタモドキなどとは違って模様が無い。個体によって色に差があり、緑色型と褐色型の2つのタイプがある。
また、密度が高い環境で育ったものを群生相(集団相)と呼び、逆に密度が低い環境で育ったものを孤独相(単独相)と呼ぶ。この2つのタイプにも能力や身体に差異が生じるが、これについては後述を参照。一般的によく見られるのは孤独相である。
中央アジアなどで群生相が発生すると大群をなして移動するようになり、飛蝗(ひこう)と呼ばれる。飛蝗は田畑の作物を襲って1日程で全滅させてしまうこともある。日本でも以前このバッタが飛蝗と化し、作物に大きな被害が出たことがあった。
[編集] 群生相の特徴
- 食草の幅が広くなる
- 肉食性が強まる
- 気が荒く攻撃的になる
- 集団性に優れる[要出典]。
- 飛翔能力が高く、長距離移動に適している。
- 翅が長い。
- 後脚が短い。
- 前胸背上縁が放物線を描かなくなり平らになる
- 体色が黒っぽくなる。
[編集] 分布
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- バッタ(虫の音WORLD)