データバックアップ
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NGDP（Next Generation Data Protection：次世代データ保護）とは、従来からのテープを中心的なメディアとして、各種ソフトウェア・ハードウェアを利用したデータバックアップ形態から、短時間のバックアップとリストア、常時バックアップ、確実なデータ復旧性、災害時データ復旧などを効率的に実施するための新しいデータ保護の概念をいう。最初に提言したのは米ソフトハウスのFalconStorSoftware。
大規模データの場合、テープによるバックアップは作成やそこからの復旧に時間がかかるうえ、大量のメディアの保管や運搬の問題が出てくる。これらを解決すべくコストの低下が著しいディスクベースのバックアップが始まっているが、その多くはテープの代わりにディスクを利用しているにとどまり、バックアップの効率性を高める工夫が総合的になされているとはいいがたい。
それを効率化し、差分バックアップの仕組みやデータ内に多く見られる表現的な重なりの排除などを盛り込んでバックアップによるデータ保護に総合的に取り組むソリューションがNGDPである。日本国内でもJ-SOX法の施行が近づき内部統制に目がむき出した昨今、注目される概念だといえよう。
