デッドコースター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デッドコースター Final Destination 2 |
|
監督 | デヴィッド・リチャード・エリス |
---|---|
製作総指揮 | リチャード・ブレナー トビー・エメリッヒ マット・ムーア ジェフリー・レディック |
製作 | クレイグ・ペリbr />ウォーレン・ザイド |
脚本 | J・マッキー・グルーバー エリック・ブレス |
出演者 | A・J・クック アリ・ラーター サラ・カーター マイケル・ランディス |
音楽 | シャーリー・ウォーカー |
撮影 | ゲイリー・カポ |
編集 | エリック・A・シアーズ |
配給 | ギャガ=ヒューマックス |
公開 | 2003年1月31日 2003年7月5日 |
上映時間 | 90分 |
製作国 | アメリカ |
言語 | 英語 |
制作費 | $26,000,000 |
興行収入 | $46,500,000 |
前作 | ファイナル・デスティネーション |
次作 | ファイナル・デッドコースター |
allcinema | |
Variety Japan | |
allmovie | |
IMDb | |
デッドコースター(原題:Final Destination 2)は2003年にアメリカで公開されたホラー・サスペンス映画。『ファイナル・デスティネーション』の続編。今作での発端は高速道路。
目次 |
[編集] 概要
前作から一年後。
予知夢によって、大事故による死を免れた9人の人々に、死神の手が忍び寄る。
[編集] スタッフ
- 監督 - デヴィッド・リチャード・エリス
- 製作 - クレイグ・ペリー、ウォーレン・ザイド
- 製作総指揮 - リチャード・ブレナー、トビー・エメリッヒ、マット・ムーア、ジェフリー・レディック
- 原案 - J・マッキー・グルーバー、エリック・ブレス、ジェフリー・レディック、
- 脚本 - J・マッキー・グルーバー、エリック・ブレス
- 撮影 - ゲイリー・カポ
- 編集 - エリック・A・シアーズ
- 音楽 - シャーリー・ウォーカー
[編集] キャスト
- キンバリー・コールマン(A・J・クック) 吹き替え:小林沙苗(DVD版)、小松由佳(TV版)
- クレア・リバース(アリ・ラーター) 吹き替え:朴璐美(DVD版)、冬馬由美(TV版)
- シーナ(サラ・カーター)
- トーマス・バーク保安官(マイケル・ランディス) 吹き替え:松本保典(DVD版)、宮本充(TV版)
- ウィリアム・ブルッドワース(トニー・トッド) 吹き替え:銀河万丈(DVD版)、西凛太郎(TV版)
- ユージーン・ディックス(T・C・カーソン) 吹き替え:楠大典(DVD版)、大塚明夫(TV版)
- ローリー・ペータース(ジョナサン・チェリー) 吹き替え:藤原啓治(DVD版)、水島大宙(TV版)
- キャット・ジェニングス(キーガン・コナー・トレイシー) 吹き替え:大坂史子(DVD版)、湯屋敦子(TV版)
- ノーラ・カーペンター(リンダ・ボイド) 吹き替え:定岡小百合(DVD版)、滝沢久美子(TV版)
- ティム・カーペンター(ジェイムズ・カーク) 吹き替え:浦田優(DVD版)、石井一貴(TV版)
- エバン・ルイス(デビッド・パートコー) 吹き替え:平川大輔(DVD版)、寺井智之(TV版)
- イザベラ・ハドソン(ジャスティーナ・マチャド) 吹き替え:倉持良子(DVD版)、亀井芳子(TV版)
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
[編集] ストーリー
180便の事故から一年後。
友人達と海に遊びに行くため、車を運転していたキンバリーは、これから乗る高速道路で大規模な玉突き事故が発生し、自分達を含めた大勢の人間が死亡する白昼夢を見る。 夢から醒めたキンバリーは、現実が白昼夢の通りに進行している事に気づき、自分の車で道路を塞ぎ、後続車を含め事故に巻き込まれるのを防ごうとする。
そして白昼夢通りに大事故は起こり、同乗していた友人達を始め多くの死亡者が出たが、夢の中で死ぬ運命だったキンバリー自身を含めた9人が事故に巻き込まれる事なく生き残った。 警察署で事情を聞かれる中、キンバリーは一年前に起きた180便の爆発事故の時と同じだと怯えるが、誰も相手にしない。しかし、死神の手は生き残った者達に忍び寄る……。
今作では、前作から引き継がれた迫る死の恐怖をよりリアルに描くだけでなく、前作の“死を免れた人間”によって、他にも“死を免れた人間”が存在したという新たな視点が加わっている。 この視点は見方を変えれば、永遠に死の連鎖が続いていくとも考えられるため、このシリーズがどこまで続いていくのか期待もされている。
[編集] 登場人物
- キンバリー・コールマン
- 主人公。前作の主人公・アレックス同様、何の前触れもなく死の白昼夢を体験し、ハイウェイの大事故を予知する。前作で死亡したトッドのニュースを見るために足を止めた事で、車を盗もうとした暴漢に撃ち殺されずに済んだが、続編『ファイナル・デッドコースター』では粉砕機に服が巻き込まれ粉々になった。(映画には登場せず、死亡記事のみ。)
- クレア・リバース
- 前作の唯一の生存者。死神に怯え、最後まで生き残っていたアレックスが死んでからは精神医療センターに自主入院していた。キンバリーに「臆病者」と言われた事で、生存者達と共に死に立ち向かう覚悟をする。ユージンの病室で発生した爆発に巻き込まれて焼死。
- トーマス・バーク保安官
- 今作でキンバリー以外に最後まで生き残る唯一の人間。前作でビリーが死亡した現場に駆けつけていたため、同時刻に起きた事件で殉職せずに済んだ。ハイウェイ事故では一番最初の犠牲者であり、少しよそ見をしてしまったが為に、丸太に上半身を貫かれる。続編の『ファイナルデッドコースター』では粉砕機に巻き込まれたキンバリーを助けようとして一緒に巻き込まれ粉々になった。(映画には登場せず、死亡記事のみ。)
- ウィリアム・ブラッドワース
- 前作から引き続き登場する謎の男。死の筋書きに最も精通している人間という役柄は変わらないが、それについての説明は今作でもなされない。キンバリーに「新しい命だけが死の筋書きを書き換える事ができる」と教える。
- ユージン・ディックス
- 6番目の犠牲者。密室と化した病室で発生した爆発で死亡。前作で死亡したヴァレリーの後任教師になるために転任した事で、錯乱した生徒に刺し殺されずに済んだ。ハイウェイ事故では転倒後、丸太と自分のバイクの間に挟まれて死亡している。
- ローリー・ペータース
- 5番目の犠牲者。コカイン中毒者。死亡したキャットの手から落ちた煙草が風で運ばれ、引火した車の爆発で起きた爆風に飛ばされた垣根の鉄線で胴体部分を切断され死亡。前作のラストで起きた事故現場にいた為、その後向かうはずだった劇場の崩壊事故に巻き込まれずに済んだ。ハイウェイ事故では横転後にトレーラーに突っ込まれる。
- キャット・ジェニングス
- 4番目の犠牲者。キャリアウーマン。乗っていた車の助手席のエアバッグが作動した事で、座席のヘッドレストを貫通していたパイプに頭部が突き刺さり死亡。前作で死亡したテリーを轢いたバスに乗っていた事で、チェックインが遅れ、泊まるはずだったホテルで発生したガス漏れ事故で窒息死せずに済んだ。ハイウェイでは丸太に車ごと突込み、派手に横転する。
- ノラ・カーペンター
- 3番目の犠牲者。ティムの母親。エレベーターに同乗した男性が運んでいたマネキンの腕の掛け金が髪に絡まり、エレベーターのドアに首を挟まれ、そのまま上昇したエレベーターによって首を切断され死亡。ハイウェイ事故では車が丸太に突っ込んで爆死している。
- ティム・カーペンター(本名はティモシー・カーペンター)
- 2番目の犠牲者。ノラの息子。追い散らした鳩がクレーン作業者の視界を奪い、落下したクレーンが吊り下げていた大ガラス板の下敷きになり死亡。ハイウェイの事故では自分の持っていたペットボトルがブレーキに挟まり、ノラと共に丸太に車ごと突っ込んで爆死。
- エバン・ルイス
- 最初の犠牲者。自宅で起きた火災から逃げる際に道路に落下し、その後に落ちてきた非常梯子が右眼に突き刺さり死亡。ハイウェイの事故では一度は回避するものの、ジャックナイフのように戻ってきたトレーラーに突っ込まれて爆死。
- イザベラ・ハドソン
- 妊婦。ハイウェイの玉突き事故に巻き込まれるが、最初から死ぬはずではなかった人物。二重の意味でのミスリードキャラクター。
[編集] シリーズ
- 第1作『ファイナル・デスティネーション』(2000)
- 第2作 本作品(2003)
- 第3作(最終)『ファイナル・デッドコースター』(2006)