ディメンション・ゼロ
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ディメンションゼロ(Dimension0)は、ブロッコリーから発売されているトレーディングカードゲームの一種。略称は「D-0」「D0」など。
3×3マスのスクエアにユニットを召喚していき、それらを使用して相手を攻め落とすことを目的としている。 ゲームデザインはデュエル・マスターズの立ち上げ時にクリエイティブディレクションとして関わった(ゲームデザインはウィザーズ・オブ・ザ・コースト)中村聡が担当している。
日本初となる賞金制を導入しており、ブロッコリーとプロ契約を結んだプレイヤーは大会での成績に応じ最高で300万円の賞金を得ることができる。
目次 |
[編集] ストーリー
- 本遍にはストーリーが存在していて、カードのテキストにも内容が書かれている。
- 太古文明が終末戦争により滅びた数千年後の世界、白の大陸からマザー・パレスより赤の大陸に派遣された伝導部隊が太古の遺跡から放たれた銃弾の雨により壊滅。唯一生き残った『ピースキーパー・エンジェル』と、コロポックルの少年『小さな刃マキリ』の出会いから物語が始まる。
- 赤の大陸の議会を統べる古竜達は、終末戦争の頃より天使達に深い憎悪を抱いており、ピースキーパーに即処刑の判決を出したが、マキリは何の罪もないピースキーパーを処刑する事をよしとせず共に逃走した。
- この出来事をきっかけにやがては世界を巻き込む「大戦」となり、マキリと仲間達は大戦を止め、そしてピースキーパーを白の世界へと帰す為の旅をする。
- 大戦のさなか、黒の大陸の吸血鬼『時空を歪める者シュレーゲル』の陰謀により、異世界から突如竜が現れて大陸を荒らし始める。彼らは王の守護種族だったが、青の大陸に眠る「魔王」がその能力で操作したため、王に刃向かう存在と変化してしまったのだ。
- そして各大陸の王は復活する。全てを食らい尽くそうとする緑の獣王、知略に長けた赤の覇王、慈愛の化身の美少女である白の聖王、ラインハルトの覚醒した姿である黒の冥王、世界を混沌に陥れようと企む青の魔王。彼らの復活により、大陸の住人は様々な葛藤を抱く……。
[編集] カードの種類
- ユニットカード
- 戦力を表すカード。多くのユニットはクイックタイミングでプレイすることができるため、ダメージ呪文の代用としても使用される。
- ストラテジーカード
- 歴史や事件を表すカード。多くのストラテジーはクイックタイミングでプレイすることができる。
- ベースカード
- 拠点を表すカード。多くのベースはクイックタイミングでプレイできる。効果を発揮するのは配置されたラインだけなので注意。
[編集] 主な大陸
- 赤の大陸
- 五大陸中、最強の戦闘力を要する大陸。大古戦争を記憶するドラゴンや、兵器の使用に優れたコロボックルなどが生息している。白の大陸から宣戦布告をされたことをきっかけに、黒の大陸と同盟を結ぶ。ダメージ呪文やスマッシュ能力に長ける。
- 緑の大陸
- 銃火器が体の一部となっているカオスビーストや、エネルギー生産がとくいなフェアリー達が暮らす大陸。黒の大陸の陰謀により、エルフの要人が暗殺され、それをきっかけに白の大陸と同盟を結ぶ。エネルギー操作や先制攻撃が行える。
- 黒の大陸
- 吸血鬼や、それらが使役する使い魔たちが住んでいる大陸。魔法が中心の世界であり、機械は立ち込める瘴気によって使用できなくなる。自大陸の軍事力強化のために緑の大陸に侵略をする。ユニット除去やサイズ低下に長けている。
- 白の大陸
- 強大なメカを支配する天使たちや転移に長けたペガサスたちの大陸。五大陸中、もっとも近代的な大陸で、「マザー」とよばれるコンピューターによって統制されている。防衛やサイズ強化に長けている。
- 青の大陸
- 商業が盛んな大陸である。バードマンやセイレーンがいる。大陸の半分は大古戦争によって海の中に沈んでいる。どことも戦争を行っていないようだが、実際は、他の大陸の戦争を裏で支援して自分たちの武器を売りつけようとしている派閥とそれを阻止する派閥の抗争が絶えない。ドローや奇襲が得意。
[編集] 基本的なルール
- 対戦は2名のプレイヤーにより1対1で行われる。
- 双方のプレイヤーは、ルール制限に従って40枚ちょうどで一組のカードで構成された「デッキ」を持つ。
- 各々のプレイヤーは、エネルギーと呼ばれるデュエル・マスターズにおけるマナを溜め、ユニットを進軍させ、戦闘やスマッシュを行う。
- ターンのプレイヤーは無色1エネルギーで山札の一番上のカードを表向きにし,プランゾーンを作成・更新することができる。プランゾーンにあるカードはノーマルタイミングでプレイ可能。
- スマッシュをされたプレイヤーはデッキの上からスマッシュしたユニットのスマッシュポイント分のカードを裏向きでスマッシュゾーンへ移動させる。
- 以上を繰り返し、スマッシュゾーンのカードが7枚以上になるか、その他の敗北条件を満たしたプレイヤーは、敗北となる。
[編集] 他のカードゲームとの違い
前述したとおりカードのプレイにはタイミングがあり、相手のターン中にカードをプレイできるため、基本としては相手のターン中に行動をすることである。また、自分のターンに相手が行動してくるのでより深い戦略を必要とされる。
「3×3のマス目」「フィールドの移動」「モンスターを重ねての戦闘」などという独自概念を持つことから、モンスターをフィールド中列にいきなり配置することを「中央投下」、戦闘を「踏む」といったユニークなスラングが生まれている。
[編集] エキスパンションリスト
- ファーストセンチュリー・ベーシックパック 2005年11月26日発売
- 発売型式 スターター・ブースター
- 全200種類
- 基本的なカードを収録したセット。10枚しかない超レアカード「月夜の美姫ミラーカ」も収録されている。
- 発売型式 スターター・ブースター
- ファーストセンチュリー・エキスパンションI~勝利への計略~ 2006年2月25日発売
- 発売型式 スターター・ブースター
- 全100種類
- デッキに何枚も入れられる「団結」やプランゾーンにあることによって効果を発揮する「プランゾーン効果」が登場した。
- 発売型式 スターター・ブースター
- ファーストセンチュリー・エキスパンションII~仲間たちの絆~ 2006年5月27日発売
- 発売型式 限定版ブースター・ブースター
- 全100種類
- 種族をテーマにしたカードセット。種族を参照するカードや多色化を推奨するようなカードが多く収録されている。
- 発売型式 限定版ブースター・ブースター
- ファーストセンチュリー・エキスパンションIII~激戦をもたらす者~2006年8月5日発売予定
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- 発売形式 ブースター
- 全100種類
- 特定のラインやエリアにいると効果を発揮するユニットが多く収録されている。
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- セカンドセンチュリー・ベーシックパック2006年10月28日発売
- セカンドセンチュリー・エキスパンションI~暴走!機動要塞~ 2006年1月27日発売
- 発売型式 ブースター
- 全100種類
- 新能力「暴走」や合体能力を持つユニット、ユニットとベースを兼業するカード、新たな団結ユニットが登場した。
- 「ベース」が中心となっているセットで、ベースやそれに関係するカードが増量された。
- 発売型式 ブースター
- セカンドセンチュリー エキスパンションⅡ~神竜の闘気(ドラゴン・バルク)~ 2007年4月28日発売
- 発売形式 ブースター
- 全100種類
- 新システム「闘気」が登場。それを利用するカードが多数盛り込まれている。
- 種族「ドラゴン」のユニットが、全色に収録されている。
- 発売形式 ブースター
- セカンドセンチュリー エキスパンションⅢ~新世界の呼声~ 2007年7月28日発売
- 発売形式 ブースター
- 全100種類
- 種族をメインとしたエキスパンション。「仲間たちの絆」とは違い、対抗色同士の種族がメインとされている。
- 発売形式 ブースター
- サードセンチュリー・ベーシックパック 2007年10月27日発売
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- 全200種類
- 新ブロックである「サードセンチュリー」の基本セット。
- 天野喜孝、安田朗らが新規イラストレーターとして参加。
- カード枠変更が行われる。
- 新能力「連動」・「進撃」・「合成」や多色カード、これまで出たカードの強化版が登場する。
- また、マジック・ザ・ギャザリングのタイムシフトカードのように、1パックに1枚再録カードが封入されている。
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- サードセンチュリー エキスパンションⅠ~戦士たちの共鳴~ 2008年1月26日発売
- 発売形式 ブースター
- 全100種類
- 移動することで強化される新能力「共鳴」など、移動関係のカードが多く登場する。
- また、各色に団結ユニットが登場し、団結種族に多色カードが登場。
- 発売形式 ブースター
- サードセンチュリー エキスパンションⅡ~敵陣を貫く疾風~ 2008年4月26日発売
- 発売形式 ブースター
- 全100種類
- 前作のテーマを受け継ぎ、変わった「共鳴」・「進撃」を持つカードが増えている。
- ほとんどのユニットが大陸渡り種族で構成されているが、「仲間達の絆」や「新世界の呼声」のように部族カードという訳ではない。
- 発売形式 ブースター