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ティーダ (ファイナルファンタジー) - Wikipedia

ティーダ (ファイナルファンタジー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ファイナルファンタジーX > ティーダ (ファイナルファンタジー)

ティーダ (Tidus) は、コンピュータゲームファイナルファンタジーX』の主人公として登場する架空のキャラクターである。日本語版の声の出演は森田成一、中村勇斗(幼年時)。北米版の声の出演はジェームズ・アーノルド・テイラー (en:James Arnold Taylor) 。また、モデルは滝沢秀明であり、本作の発売当初に放映されたTV-CMには滝沢秀明が出演した。

キャラクター名の「ティーダ」は琉球語で「太陽」を意味する「ていだ」より。


注意以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 人物

夢のザナルカンドの名ブリッツボール選手、ジェクトの息子で、夢のザナルカンドのブリッツボールチームであるザナルカンド・エイブスに所属している。父ジェクトの名を冠したトーナメントに出場していたところを現れた『シン』によって飲み込まれ、スピラへと渡る。そこで出会った召喚士ユウナの一行と旅をすることになる。

ティーダのみプレイヤーキャラクターとして名前が変更できるが、キャラクターボイスの採用により文字の台詞以外で他のキャラクターから名前で呼ばれることはない(呼ばれ方は「キミ」「お前」「あんた」「あいつ」など)。

身長は175cm。皮製とみられるつなぎ服(オーバオール)に素肌に黄色の上着。皮の手袋。左腕に装甲具。黄色のショートブーツ。なおオーバーオールのすそは右がすね、左がひざ上までで、ともに短い。ザナルカンド・エイブスのチームシンボルのネックレスと指輪をしている。

性格は明朗快活で表情豊か。語尾に「 - ッス」をつけるのが口癖。スポーツマンらしく体を動かすのが好きであり、スピラの伝統を無視し感情のまま行動することも良くあるが、その行動が一行の指針となることもある。

父のジェクトは夢のザナルカンドでかなり名を馳せたブリッツボールプレイヤーであったが、約十年前に練習中に海で行方不明となっている。愛情表現が下手で、すぐにティーダをからかって泣かせたり、自信過剰で傲慢にも見える態度から、ティーダは嫌っていた。また、母親はジェクトが行方不明になってまもなく、ティーダを残し亡くなっている。母親がジェクトにかかりきりでティーダに愛情をあまり注がなかったことも、ジェクトとの確執の一因となっている。なお、アーロンは共に旅をしたジェクトにティーダのことを頼まれたことから、夢のザナルカンドへ渡り、ティーダの後見人として面倒を見ていた。

戦闘で使用する武器は剣。身体能力は高く、「ザナルカンド・エイブスのエース」を自称し、父ジェクトの得意技であった「ジェクトシュート」を他のブリッツボールプレイヤーの中で唯一使用できる。

[編集] 作中での活躍

[編集] ファイナルファンタジーX

『シン』に飲み込まれた後、廃墟(寺院)で魔物に襲われていたティーダは、アルベド族のリュックらによって助けられる。その後、食事の世話をしてくれる謝礼として彼女たちの発掘を手伝ったティーダは海底で巨大な飛空艇を発見するが、そこに再びシンが現れ、ティーダはまたそれに飲み込まれる。

次にティーダが流れ着いたのはビサイド島であった。助けてもらったワッカと共に村に戻ると、村では寺院に修行に行っていた従召喚士ユウナが戻ってこないという騒ぎが起こっていた。彼はエボンの教えを無視し無理矢理寺院に入り、そこでユウナと出会う。

成り行きで召喚士ユウナの一行と港町ルカまで同行することになるが、ルカの魔物騒ぎの中で、自らが『シン』に飲み込まれる原因を作ったアーロンと再会。アーロンを激しく責め立てる。そんな中、召喚士の旅の最終目的地がザナルカンドであると知った彼は、ユウナのガードとしてザナルカンドを目指すことを決意する。

旅の途中、『シン』の正体、スピラの真実が明らかになっていく中で、召喚士は『シン』を倒すために最終的に必ず命を散らさねばならないことを知る。一緒に旅をしていく中でお互いに惹かれあったティーダとユウナは、聖なる泉で心を通わせ、口付けを交わす。

数々の苦難を乗り越えザナルカンドへ到着したティーダを待っていたのは、自らが夢のザナルカンドの住人であるという事実だった。『シン』を完全に倒すには、全てを召喚している主、エボン・ジュを倒す必要がある。しかし、それは自らの消滅を意味していた。

[編集] ファイナルファンタジーX-2

リュックが持って来たスフィアにティーダそっくりの青年が映っていたことから、ユウナはカモメ団に入ることを決意する。

スピラの住人にはユウナに同行していたティーダを覚えているものもおり、ユウナが成長していく物語の中で重要な役割を果たす。

条件を満たすと隠しエンディングでユウナと再会する。ユウナの変わりように驚きつつも、再び会えたことを喜び「ただいま」の挨拶を交わし抱きしめあう。

なお、ミニゲーム「ブリッツボール」で、ザナルカンド・エイブスに所属する選手として登場するほか、インターナショナル版では「クリーチャークリエイト」のクリーチャーとしても登場する。その際の名前は「????」となっている。

[編集] その他に登場する作品

[編集] 関連項目


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