チョーリャン・リン
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チョーリャン・リン(Cho-Liang Lin, 1960年1月21日 - )は台湾出身のヴァイオリニスト。シドニー音楽院を経て、ジュリアード音楽院でドロシー・ディレイに師事した。1976年にシェリングの代役として、オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団とベートーベンのヴァイオリン協奏曲でデビュー。1978年にはソフィア王妃コンクール(スペイン)、アスペンコンクール(アメリカ)で優勝。清涼感のある音色が特徴である。ストラディバリもしくはグヮルネリの銘器を使用。現在は母校であるジュリアード音楽院で教職を務めつつ(弟子の中には五島龍がいる)以来、世界各国のオケと競演を重ねている。アメリカや母国台湾で室内楽祭や音楽祭の音楽監督なども務めている。