ターントー郡
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ターントー郡とはタイ南部に位置するヤラー県の南部にある郡(アムプー)。
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[編集] 名前
未開の土地として刑務所が建てられていたため、残酷犯の流刑地として使われていた土地である。そこでマラリアなどの温床であったため。受刑者からは「ターントー(大きな病気)の地獄」と呼ばれ、それが定着した。
ただしマレー系の住民はこの名前を嫌っており、この郡をアイクドン (Air Kedong)と呼んでいる。
[編集] 歴史
流刑地として長く知れた地であったが、1957年、処罰局はこの土地の刑務所を廃止し、政府は開発のためこの地への入植を奨励した。
[編集] 地理
受刑地であったため今世紀に至るまで開発が行われなかった、そのため多くの手つかずの自然が残る。郡東側にはバーンラーン・ダムが建設されており、その周辺はバーンラーン国立公園として保護されている。
[編集] 経済
住民のほとんどは農業従事者であり、ゴムの木の生産が盛んである。
[編集] 行政区分
ターントー郡は4つの町(タムボン)に分けられ、さにその下位に44の村(ムーバーン)がある。郡内にはテーサバーン(自治体)が1つ設置されており、すなわちテーサバーンタムボン・コークチャーンであり、タムボン・メーワートの一部で展開する。
以下は郡内のタムボンの一覧である。
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