ソル・ルウィット
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ソル・ルウィット(Sol LeWitt,1928年9月9日 - 2007年4月8日)は、アメリカ合衆国の美術家。1928年にコネティカット州ハートフォードに生まれた。
ミニマル・アートやコンセプチュアル・アートなどの芸術活動で知られる。主に用いる形式は、ウォールドローイング(絵)、スケッチ、ストラクチャー(彫刻)である。
1949年にシラキューズ大学を卒業。軍役や建築事務所勤務を経て、1960年にMoMAの下級職員となる。このときの同僚にロバート・ライマン、ダン・フレイビン、ロバート・マンゴールドがいる。彼らは同年に同美術館で開かれた「16人のアメリカ人」展で、ジャスパー・ジョーンズ、ロバート・ラウシェンバーグ、フランク・ステラの作品に接し、大きな衝撃を受けた。ルウィットは1993年のインタビューで当時をふり返り、「平面はあきらめて三次元の道に進む決心をした」と述べている。
- 1978年、回顧展(MoMAほか)
- 1986年、回顧展(ロンドン テート・ギャラリー)
- 1992年、「ドローイング:1958-1992」展(ヘメーンテ美術館ほか)
- 1993年、「構造:1962-1993」展(オックスフォード近代美術館ほか)
- 1996年、「版画:1970-1995」展(MoMAほか)
- 1998年、「コンクリート・ブロックス」展(P.S. 1現代センターほか)
- 1994年、「ウォールドローイング:1968-1993」展(アディソンギャラリーほか)
- 2000年、回顧展(サンフランシスコ美術館ほか)
- 2004年、「目的として芸術:1958-1968」(ロサンゼルス現代美術館ほか)
2004年には、六本木ヒルズのテレビ朝日ロビーに作品が設置された。