ソラニン
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ソラニン | |
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分子式 | C45H73NO15 |
分子量 | 868.059 g/mol |
CAS登録番号 | [20562-02-1] |
SMILES | C[C@H]1CC[C@@H]2[C@@H](C)C3C(C[C@H]4[C@@H]
5CC=C6C[C@H](CC[C@]6(C)[C@H]5CC[C@]34C)O [C@@H]7O[C@H](CO)[C@H](O)[C@H](O[C@@H]8O [C@H](CO)[C@@H](O)[C@H](O)[C@H]8O)[C@H]7O [C@H]9O[C@@H](O)[C@H](O)[C@@H](O)[C@H]9O)N2C1 |
ソラニン (solanine) とは主にジャガイモの表皮や芽、ホオズキなどに含まれるステロイドアルカロイドの一種。分子式は C45H73NO15、分子量 868.07、CAS登録番号は 20562-02-1。トマトの葉には類似物質のトマチンが含まれる。[1]
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[編集] 毒性
神経に作用する毒性を持ち、中毒すると溶血作用を示し、頻脈、頭痛、嘔吐、胃炎、下痢、食欲減退などを起こす。成人の中毒量はおよそ 200–400 ミリグラム、小児の場合はその約10分の1程度と推定されている。[1] 低血圧、神経症状の兆しが有れば 24時間の入院観察を要する。
市販ジャガイモの含有量は皮部約 50 ミリグラム、可食部 100 グラムあたり平均約 1.5 ミリグラムであるが、自家栽培では含有量の多い小型のものが多いため皮部約 70 ミリグラム、可食部 100 グラムあたり平均約 45 ミリグラム(30 から 90 ミリグラム)である。
特にジャガイモにおいて、必要な対策(含有量の多い小いも・皮部の非食用、日陰の保存)を取らずに調理し、中毒する例が多い。
[編集] 中毒時の治療
胃洗浄、吸着剤投与、下剤投与。解毒剤、拮抗剤なし。[1]
[編集] 脚注
- ^ a b c じゃがいもの芽(ソラニン)財団法人 日本中毒情報センター
[編集] 外部リンク
- じゃがいもの芽(ソラニン)財団法人 日本中毒情報センター