スティーブン・クック
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スティーブン・クック(Stephen A. Cook, 1939年 - )は、米国・カナダの計算機科学者・数学者。専門は計算理論、特に計算複雑性理論の論理学的側面の研究に従事している。
1971年の論文 "The Complexity of Theorem Proving Procedures" でNP完全の概念を定式化し、 充足可能性問題がNP完全であること(クックの定理)を示した。 その計算複雑性理論への多大な貢献により、82年のチューリング賞を受賞。
米ニューヨーク州バッファロー生まれ。 1961年ミシガン大学卒業。66年ハーバード大学で博士号取得。同年カリフォルニア大学バークレー校助教授。 70年加トロント大学准教授、75年教授(現職)。
主な教え子としてウォルター・サヴィッチがいる。