ジョージ・ウィリアム・ラッセル
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ジョージ・ウィリアム・ラッセル(George William Russell, 1867年4月10日 - 1935年7月17日)は、アイルランドの民族主義者、評論家、詩人、画家、ジャーナリスト。ラテン語 aeon に由来する筆名 Æ を使用した。アイルランド文芸復興運動の中心的役割を果たし、神智学団体のまとめ役や相談役も担った。北アイルランドアーマー州ラーガン生まれ。
神秘主義者として知られ、幼少時から幻覚を目にすることが多かったという。11歳の時にダブリンに引っ越し、服地商として働き始める。アイルランド農業組織協会に従事。1880年頃から神智学に興味を持ち始め、1885年に学友ウィリアム・バトラー・イェイツとともに、ダブリンにヘルメス協会を設立。神智学協会にも加入した。
1902年にジェイムズ・ジョイスに会い、彼をイェイツを含むアイルランドの文学者に紹介した。ラッセルはジョイスの『ユリシーズ』の中の挿話「スキュレーとカリュブディス」にキャラクターとして登場している。
1905年から1923年までは「The Irish Homestead」誌の編集者、1923年から1930年までは「The Irish Statesman」誌の編集者を務めた。
[編集] 作品
- Homeward Songs by the Way(1894年)
- The Earth Breath and Other Poems(1896年)
- The Nuts of Knowledge(1903年)
- The Divine Vision and Other Poems(1904年)
- By Still Waters(1906年)
- Deirdre(1907年)
- Collected Poems(1913年)
- Gods of War, with Other Poems(1915年)
- Imaginations and Reveries(1915年)
- The Candle of Vision(1918年)
- Autobiography of a Mystic(1975年)
- Midsummer Eve(1928年)
- Enchantment and Other Poems(1930年)
- Vale and Other Poems(1931年)
- Songs and Its Fountains(1932年)
- The House of Titans and Other Poems(1934年)
- Selected Poems(1935年)