ジュリアーノ・ダ・マイアーノ
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ジュリアーノ・ダ・マイアーノ(Giuliano da Maiano, ? - 1490年12月3日)は、ルネサンス期の彫刻家、木工細工師。ベネデット・ダ・マイアーノの兄。
[編集] 経歴
石工のレオナルド・ディ・アントーニオの子として、フィエーゾレ近郊のマイアーノで生まれる。1463年7月20日、そして1465年4月19日に、相次いでスケッジョーネやアントニオ・マネッティによって始められていたサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の聖具室の寄木細工の作成を委託された。
1473年6月12日、パラッツォ・ヴェッキオの百合の間と謁見の間を仕切る扉の作成を依頼され、ベネデットとともにこれを製作した。彼はまた、1473年のパラッツォ・ヴェッキオの広間建設についての監督をしたと推定されている。
[編集] 主要作品
- 戸棚寄木細工(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂聖具室 フィレンツェ)
[編集] 参考文献
- ジョルジョ・ヴァザーリ著 森田義之監訳『ルネサンス彫刻家建築家列伝』(白水社)