ジャック・カッシーニ
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ジャック・カッシーニ(Jacques Cassini , 1677年2月8日 - 1756年4月8日)はフランスの天文学者、測地学者である。ジョヴァンニ・カッシーニの息子である。
父親の働くパリ天文台で生まれた。17歳のときに科学アカデミーのメンバーに選ばれ、1696年にロンドン王立協会の会員に選ばれた。
1712年に父親の後をついで、パリ天文台の所長となった。太陽、月、惑星、木星と土星の衛星の正確な運行表を作成し、恒星の固有運動について業績をあげた。
1713年からフランスを南北に縦断するダンケルクと、ペルピニャン間と東西に横断する測量を行い、その結果をTraité de la grandeur et de la figure de la terre 『地球の大きさと形について』(1720)として発表した。測量結果と、当時支持者のあったデカルトの宇宙渦説(星や惑星の自転や公転を流体の接触力から説明する説)からカッシーニは地球が南北に長い楕円体だとした。ニュートンの理論から予想される南北に扁平な形状となるとする人々と論争となり、後に科学アカデミーによってラップランドとペルーへ調査隊が派遣され、実際に測量が行われることになり、ニュートンの理論の正しいことが証明されることになった。