ジャックと豆の木
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『ジャックと豆の木』(Jack and the Beanstalk)は、イギリスの童話。
[編集] あらすじ
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
ある日、ジャックは母親に言われて牝牛を市場へと売りに行く。しかし、途中で会った男の豆と牛を交換してしまう。家に帰ると怒った母親により豆を庭に捨てられるが、次の朝にその豆は巨木へと成長していた。ジャックは豆の木を登り雲の上にある巨人の城にたどりつく。ジャックを見た巨人の妻は夫は人喰いなので早く逃げるように言うが、ちょうど巨人が帰ってきてしまう。巨人の妻はジャックを隠すが、巨人は人間のにおいがすると言う。巨人が寝た後、ジャックは金の卵を産む鶏を奪って家に戻る。その後、ジャックはまた豆の木を登り金と銀の入った袋を奪う。しかし、ハープを持っていこうとした時にハープが喋り出し巨人は起きてしまう。急いで地上に戻ったジャックは豆の木を斧で切り、追ってきていた巨人は落ちて死んでしまう。裕福になったジャックと母親は幸せにくらす。
[編集] その他
この話になぞらえて、SFなどで軌道エレベータの事をBeanstalk(豆の木)と呼ぶ事がある。
漫画作品『ドラえもん』ではドラえもんの秘密道具に「ジャック豆」と呼ばれる道具が登場する。
ファミコンゲーム『スーパーマリオブラザーズ』シリーズでは豆の木を昇ることで雲の上まで行くことができる。