シンプル・シンフォニー
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シンプル・シンフォニー(単純な交響曲) 作品4は、ベンジャミン・ブリテンが1933年から1934年にかけて作曲した、弦楽オーケストラまたは弦楽四重奏のための、4楽章から成る楽曲である。ブリテンが1923年から1926年に書いた習作的なピアノ曲をもとにして作られている。
目次 |
[編集] 楽器編成
- 第1ヴァイオリン
- 第2ヴァイオリン
- ヴィオラ
- チェロ
- コントラバス
弦楽四重奏で演奏するときには、第1ヴァイオリンからチェロまで各1人が演奏する。弦楽オーケストラで演奏する場合には、それぞれ複数置かれ、コントラバスが加わる。なお、楽譜には、コントラバスはあってもなくても良いとされている。
[編集] 構成
[編集] 第1楽章:Boisterous Bourrée, Allegro ritmico
(騒々しいブーレ、快速に、リズミカルに)
1926年の組曲第1番、1923年の「歌」によるソナタ形式。
[編集] 第2楽章:Playful Pizzicato, Presto possibile pizzicato sempre
(遊び好きのピチカート、できる限り急速に、つねにピチカートで)
[編集] 第3楽章:Sentimental Saraband, Poco lent e pesante
(感傷的なサラバンド、少し遅く、そして重々しく)
1925年の組曲第3番、1923年のワルツによる複合三部形式。哀愁を帯びた美しい旋律で知られる。
[編集] 第4楽章:Frolicsome Finale, Prestissimo con fuoco
(浮かれ気分の終曲、極めて急速に、火のように)
1926年のピアノソナタ第9番、1925年の「歌」によるソナタ形式。