ショーン・メリマン
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ショーン・メリマン(Shawne Merriman, 1984年5月25日 - )は、NFLサンディエゴ・チャージャーズに所属するプロフットボール選手。メリーランド州アッパーマールボロ出身。
[編集] 経歴
ポジションはラインバッカーで、敵に高速で突撃し痛みを与えるプレイで人気を得ている。そのプレイの象徴的な理由は幼い頃からの生活にあった。彼の母親は、16歳でショーン、18歳の時に妹を産んだ。そして、父親は家にはめったに帰らず、何年か経つうちに一度も帰ってこなかった。
自宅周囲の治安は崩壊しており、火災、強盗、殺人、銃撃は毎日の事だった。家に子どもが火炎瓶を投げ込み、家をほぼ全焼にしたこともあった。家の外で生活を行い暮らし、家を手にしたが、また火災にあった。
人生に変化が起きたのは、フレデリック・ダグラス高校のコーチ、ピンクニーが自宅にひき取り6ヵ月半に渡り面倒をみたことだった。再び力をつけたメリマンはプレイの激しさをましていき、現在のプレイに至った。「ライツアウト」という呼び名になりはじめたのが当時のプレイだ。1試合の内に、敵選手を4人退場させたこともある。
その後、彼が入学したのは地元のメリーランド大学。そしてプロ入りしたのだが、厳しく禁止されている薬品ステロイドが検出されてしまった。だが、そのようなスキャンダルを忘れさせるようなプレイを彼は続けている。
2005年シーズン、第7週までは先発しなかったが最初の4試合で6サックを相手QBに浴びせた。
ディフェンスルーキープレイヤー・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、プロボウルにも2006年、2007年と出場している。