シュンギク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
?シュンギク | ||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
シュンギクの花 |
||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||
Chrysanthemum coronarium | ||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||
シュンギク(春菊) |
シュンギク(春菊、学名:Chrysanthemum coronarium)とはキク科キク属に分類される原産地が地中海沿岸の植物である。ヨーロッパではもっぱら観賞用。春に花を咲かせ、葉の形がキク(菊)の葉の形に似ていることから、春菊と呼ばれている。葉に切れ込みの少ない大葉(おおば)が四国、九州で(また「おたふく」、「ろーま」ともよばれる)、切れ込みのある中葉(ちゅうば)がそれ以東でそれぞれ栽培される。中葉はさらに、株立ち型と株張り型とにわかれる。香りと葉や花の形から、関西では菊菜(きくな)とも呼ばれる。なお、食用菊はキクであり、シュンギクとは別の種である。
[編集] 食用
- 食用とされるのは、東アジアにおいてのみ
- 特有の香りを持つ葉と茎を食用とし、ビタミン、カルシウム、葉緑素が豊富に含まれている。
- すき焼き・ふぐ鍋など鍋料理の具材に使われるほか、生でサラダに使われる。天麩羅のネタとしても好まれ、「春菊天」は立ち食いそば・うどん店では定番メニューのひとつである。旬は11月から 3月。
- 味は産地によって違い、例えば東京産の春菊は苦いが、逆に広島産春菊は甘い。
[編集] 鑑賞
ヨーロッパでは観賞用とされている。 日本では食用のイメージが強いせいか花のことはあまり知られていないが、写真のようにきれいな黄色い花がつく。