シマ (地球科学)
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シマ(sima)は地球内部構造の中層を指す地球科学用語。今はあまり使用されない。
下部地殻(B層)の玄武岩質層(別名斑れい岩質層)に相当し、玄武岩など苦鉄質の岩石を特徴とするとされた。しかし、現在は地殻を物質的にほぼ均質であると見なすため、この用語はあまり使われない。
地質学者エドアルト・ジュース(Eduard Suess)は地球の内部が三層からなると考え、上からサル(sal、後にウェゲナーがシアル(sial)と改称)、シマ(sima)、ニフェ(nife)と名づけた。それぞれその層に特徴的な元素であるケイ素(Si)とアルミニウム(Al)、ケイ素とマグネシウム(Mg)、鉄(Fe)とニッケル(Ni)の元素記号を組み合わせた造語である。