サニタリーボックス
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サニタリーボックスとは、トイレの個室ごとに設置されている小さめのゴミ箱のことである。サニタリーボックスは、おりものシートや生理用ナプキン、タンポンなどの使用済みの衛生用品をそのまま水洗便器に流すと水詰まりが起こるため、それらを捨てるために設置されている。最近は、赤外線センサーが付いており、アメリカ映画『スター・ウォーズ』シリーズにおけるジェダイのように手をかざすだけで蓋が自動で開閉するものもある。
また、こまめに中身を処理しなければ虫が湧いたり悪臭が生じたりすることもあり、また狭い個室のスペースに合わせて、その用途ゆえにあまり目立たないよう小さく作られている。主に女性用トイレには設置されているが、男性もナプキンを使うことがあるため最近では男性用トイレにも設置されている場合も少なくない。中身を処分する場合は中身が見えないよう黒いポリ袋に移し変えてまとめて燃えるごみとして捨てるのが一般的である。しかし、黒いポリ袋の使用が禁じられている地方自治体もあり、対応に苦慮させられているところもある。
また別称として「汚物入れ(おぶついれ)」という名称も使われ、現在でも広く一般的に使われていることも多い。