サナトリウム
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サナトリウム(英sanatorium)は、長期的な療養を必要とする人のための療養所。かつては結核治療のための施設を指したが結核の治癒率が高まり精神疾患や認知症、脳卒中後遺症など他の病気を含めたものとなっている。結核治療のため日当たりや空気など環境の良い高原や海浜に建てられることが多い。
Sanatoriumという言葉は従来からあったSanitarium(保養所)と結核治療施設を区別するため「健康」を意味するラテン語のsanitasの部分を科学的な治療、手当の意味を付け加えてることを強調するため「治る」という意味の動詞sanoに置き換えることで作られた造語である。
日本での最初のサナトリウムは明治20年、鎌倉由比ヶ浜に建てられた結核療養所「海浜院」、最大規模のものは茅ヶ崎の南湖院とされる。
[編集] サナトリウムを題材にした作品
- ピラミッド帽子のひみつ
- 原書名:Тайна пирамиды
- 著者:Vladislav Petrovich Krapivin (Вдадислав Петрович Крапивин)
- 翻訳:中込光子
- 出版社:大日本図書
- 出版年:1989年10月
- ISBN 4-477-17684-8
- 堀辰雄 - 『風立ちぬ』
- トーマス・マン - 『魔の山』
- 久米正雄 - 『月よりの使者』
- でこポン - 『いつか降る雪』