サキシマカナヘビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
?サキシマカナヘビ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
種の保全状態評価 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
絶滅危惧II類 (環境省レッドリスト) |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Takydromus dorsalis Stejneger, 1904 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
サキシマカナヘビ |
サキシマカナヘビ(先島金蛇、Takydromus dorsalis)は、爬虫綱有鱗目トカゲ亜目カナヘビ科クサカナヘビ属に分類されるトカゲ。
目次 |
[編集] 分布
[編集] 形態
全長25-32cmと日本に生息するカナヘビ科の構成種では最大。尾は長く全長の3/4を占め、この尾を草や枝等に巻きつけることにより低木等に登ることもできる。体色は背面は鮮やかな緑色で、腹面は淡黄緑色。体色は草の中では保護色になる。
背面の鱗は小さく、筋状の盛り上がり(キール)は見られないことからサキシマカナヘビ属Apeltonotusに分割されたこともあったが、現在では無効とする説が有力。太腿部内側の鱗にある穴(大腿孔)は2対。
[編集] 生態
平地や低山地の草原、森林、農耕地や民家近く等に生息する。樹上性傾向が強く高い木にも登る。
繁殖形態は卵生で、春から秋にかけて1回に1-2個の卵を数回に分けて産む。
[編集] 人間との関係
ペットとして飼育されることもある。
環境破壊やそれに伴う昆虫の減少で生息数が減少している。